太陽です。
就労を目指して色々と動いていたのですが、その結果、とある所に就職する事ができました。
それもアルバイトではなく、正職員としてです。
今回は、僕が就労に当たって応募先を決めたきっかけ、面接の準備と本番、就職活動を通して得た気づきなどについて書いていきたいと思います。
引きこもりからの就労を目指している人の参考になれば嬉しいです。
目次
僕が就職した業界は?
僕が就職したのは福祉業界で、その中でも【障害者福祉】と呼ばれる分野です。
定期的にサポステに通いながら就労のための活動していて、福祉の仕事に興味を持ちました。
そして今年に入ってから、福祉業界に就労体験に行くようになりました。
その中で、福祉の仕事に興味を持ち、やってみたいと思うようになったんです。
ひきこもり支援団体のスタッフをしていたこともあり、その経験も活かせるのではないかと思いましたし、福祉の仕事は自分に合ってそうな直感がありました。
ここまでは、以前に記事にもしたので、良ければ参考にして下さい↓↓
応募先と、そこを選んだきっかけ
当初は、色々な福祉施設を訪れてみたい思っていたので、少なくとも5,6か所に就労体験に行ってみようと考えていました。
ですが、2か所目に体験に行った事業所が感じの良い所で、仕事の内容も自分に適性がありそう。
さらに施設の理事長さんがとても良い人でした。信念を持って福祉の仕事に取り組んでいる方で、ひきこもりにも理解があり、僕のひきこもりの話も詳しく聞いてもらえたんです。
(詳しくはこちらをどうぞ↓↓)
1日体験に行っただけなのですが気になりました。これまでの経験も活かせそう。何より、人として成長出来そうな気がする。
そう思った時、ここで働いてみたいと思うようになりました。
そこで、次の就労体験に行くのはストップし、その事業所の面接を受けてみる事にしたんです。
面接準備
面接に応募し日程が決まれば、面接の準備をすすめました。
履歴書はパソコンで作成し、ネットワークプリントを使ってコンビニで印刷。
面接の練習もしっかり。
このあたりは、ちょうど1年前に経験した自転車ショップでの面接・アルバイト経験がとても役に立ちました↓↓
ただ、面接に関しては自転車ショップの時よりははるかに気楽でした。
就労体験の時に、僕のひきこもり経験も支援団体での活動も詳しく話しているので、履歴書の空白期間について聞かれることはないはず。
それでも、福祉の仕事を選んだのはなぜか・なぜここを選んだか…などについてはスムーズに答えらえるようにしておきました。
面接本番での驚きとは?
そして迎えた面接本番。
今回はスーツを着ていきました。というのも、パート・アルバイトではなく、正職員として応募したからです。
ひきこもり支援団体のスタッフも退任しましたし、年齢的な事も考えた結果、正職員としてチャレンジしてみようと思い立ったんです。
一度、就労体験で訪れているとはいえ、やっぱり緊張しました。面接は、前回もお世話になった理事長さんが担当してくれました。
そこでとても驚いたことがあったんです。
それは、「仕事はたくさんあるので、もしよければいつでも働きに来てもらえればいい。アルバイトでも、正職員でも構わない」と言ってもらえたこと。
前回の就労体験の時に、良い印象をもってもらえていたようでした。
面接の最中、とても印象に残った質問がありました。それは、
「太陽さんはこの先どのようなキャリアを作っていきたいか?」「将来どうしていきたいか?」と言ったものでした。
僕は、
・一生懸命働いて、将来は結婚して家庭を持ちたい
・カウンセラーの資格を取って、困っている人の支援をしたい
という事を話したのですが…
「それはとても良い事だと思うし、応援する」という事を言って頂けたこと。
現在の仕事に関する事だけでなく、将来のことについてもビジョンを持っている方のようでした。
そして採用、正職員へ
こうして面接は無事に終了。その場で正職員として採用して頂くことができました。
就労に関しては、特に正職員なんて、これまでずっとものすごく高いハードルを感じていたので、あっさりと決まってたことは自分でも驚きでした。
今回の就労体験~面接~採用を通じて、一つ感じた事があります。
それは、無駄な経験は一つもないということ。
ひきこもり支援団体で長年活動してきたことも、サポステに通い続けてきた事も、1年前に自転車ショップでの就労で挫折したことも。
全ての経験が今につながっているのではないかと思ったんです。
1年前は福祉の仕事なんてとても考えられませんでしたが、自転車ショップで挫折の経験をした事により、自分に合った仕事を探そうと思えました。
サポステに通った事で自分を見つめ直して就労について考える機会になりましたし、福祉の仕事に興味を持つ事につながりました。
そして、ひきこもり支援団体での8年におよぶ週3回の勤務も、体力をつけて経験を積み、次のステップに行くための重要な出来事だった。
そう考えると、全ての経験が今に活かせるのではないかと気づいたんです。
僕がひきこもりになったのは、一浪して大学に入学した直後の19歳の春。
それから、ちょうど20年が経っていました。
まとめ:あきらめない
正直にいうと、サポステもひきこもり支援団体も、通いながら
『これって本当に意味がある活動なのか?』『あまり成長してるように感じられないし、意味ないのではないか?』
そんな風になった事もたくさんありました。
ですが、そのたびにもう少し頑張ってみようと続けてきたんです。
あきらめそうになったことも何度もありましたが、そのたびにあきらめるにはまだ早い…と立ち直ってきました。
そんなちょっとした積み重ねの継続が、就労という結果に結びついたのではないかと思いました。
なので、引きこもりから就労を目指している人に、今の時点で一番伝えたいことが
「あきらめないで、やれる事をやって、もう少し頑張ろう」ということです。
続けていけば、必ず小さな変化が訪れるし、小さな変化を積み重ねれば大きな変化に繋がります。
そして気づけば、すごく前に進んでいるはず。
さて、引きこもり支援団体を卒業し、正職員として就職が決まったと言っても、ゆっくりはしていられません。
すぐに仕事が始まります。
実際に仕事が始まってみないとどんな感じになるか分からないので、まずは仕事に行く事とすぐに辞めずに続けてみることが、目下一番の目標です。
今後、仕事が始まれば、現場でじかに感じた事を記事にしていきたいと思います。
【この記事のまとめ】
・福祉の仕事で、正職員として採用された
・無駄な経験は一つもない。挫折の経験すら今後に活かせる
・就労も、小さな変化を積み重ねることが大切
太陽