仕事

就労体験2か所目の就労支援事業所で、大切な事を学んだ

太陽です。

今年に入ってから福祉の仕事の就労体験に行っていますが、今回はその2か所目です。

体験を通して色々と気づく事があったので、記事にしたいと思います。

就労体験1か所目の記事はこちらをどうぞ↓↓

福祉の仕事の就労体験に行ったら、この分野にめちゃくちゃ興味が出た話太陽です。 福祉の仕事の1日就労体験に行ってきました。 そこで色々と分かったり感じた事があるので、記事にしてみようと思います...

目次

2か所目は就労支援の事業所

2か所目に行ったのは、就労支援をしている事業所。

障害がありつつも就労を希望している方が、職業訓練を受けサポートをしてもらいながら、就労を目指す場です。

僕自身も元ひきこもりで、そこからひきこもり支援の団体に通い、そこでスタッフになったという経緯もあります。

さらに、僕が所属しているひきこもり支援団体での活動にも通じる部分があると感じ、ぜひ就労体験をしてみたいと思ったのでした。

午前の作業・2種類の仕事をやってみる

朝8時半に事業所に到着。最初はやはり緊張しましたが、出迎えてくれた理事長さんがものすごく良い方で、とても安心しました。

その後1日お世話になる他のスタッフの方にも挨拶し、朝のミーティングをします。

利用者の方も順次来所されて、僕も自己紹介を兼ねて挨拶します。

そして9時から、午前の就労体験がスタートしました。

体験内容としては、利用者さんと一緒に事業所内での仕事をしながら、1日の事業所内での流れを経験させてもらうというものです。

作業には色々な種類がありましたが、午前はそのうちの2種類をさせてもらいました。

作業自体はけっこう楽しく、集中してやれた感じです。

お昼休み、理事長さんとミーティング

あっという間にお昼休み。お昼休みは12時~13時の1時間で、みんなでご飯を食べました。

お昼休みのうち20分は、理事長さんとミーティングをさせてもらったのですが、そこで理事長さんから一つアドバイスをもらいました。

「作業自体は全く問題なくできていたので大丈夫。ただ、利用者さんとのコミュニケーションが少ないと感じたので、午後の作業ではコミュニケーションも意識しながらやってみましょう」

ということ。

たしかに、午前中は作業に集中して周りはあまり見ていなかったな…と思ったので、自分の課題かもしれません。そこに気を付けながら取り組んでみる事にしました。

午後の作業・周りとのコミュニケーションを意識

理事長さんにアドバイスして頂いたように、作業しながら周りにも意識を向け、作業を通してのコミュニケーションを取ってみました。

隣になった利用者さんも、作業の効率的なやり方を教えてくれたりと、何かと話しかけてくれたこともあり、午前と比べるとはるかにコミュニケーションを取ることが出来ました。

僕自身は、どちらかというと内向的なタイプですし、人に積極的に話しかけるのは得意ではないんです。

ですが思い切ってやってみると、意外とコミュニケーションを取れるものなんだなという事が分かりましたし、何かとそれを楽しんでいる自分もいて、新しい発見をしました。

1日の振り返り作業にて

午後の作業も進み、最後はスタッフの方も利用者の方も一緒になり事業所の掃除をして、夕方4時前に事業所の仕事が終了。利用者の方は、各々帰路につかれました。

その後、理事長さんと今日1日の振り返り作業をしました。

午後からの「コミュニケーション」に重点を置いた作業も、しっかりと出来ていたと言ってもらえたのが印象的でした。

この時に、僕が元引きこもりであること、現在は引きこもり支援団体でスタッフをしていること、その経験を活かして就労を目指していること…なども話したのですが、理事長さんはひきこもりにもすごく理解があり、存在を認めて下さったのが感激でした。

これまでに何度も就労に挑戦して、そのたびに長続きしなかった僕ですが…

こんな方のいる職場だと、毎日無理なくしっかりと働けそうだし、人としても成長できるかもしれない…と思いました。

まとめ:相手の存在を認める

こうして、福祉の仕事の就労体験・2か所目も無事に終了しました。

最初は緊張していたのですが、終わってみれば本当にあっという間で、時が経つのを忘れるほどでした。

まだ2か所目ですが、改めて、福祉の仕事は自分に適性がありそうだという思いを強くした1日。

それに、生き辛さやひきこもり経験を認めてくれる方が世の中にはいるんだと思えたことが、何よりもうれしかったです。

やはり心のどこかで、『ひきこもりの経験をした自分を受け入れてくれる所はあるのだろうか?』と考えてしまう自分がいるからです。

決してそうじゃないと頭では分かっていても、ネガティブに引っ張られてしまう自分がいるんですね。

でも、今いるひきこもり支援団体とか、カウンセラーの人とか、サポステのスタッフさんなどの関係者の人以外でこれほどひきこもりの存在を認めてくれる人に会ったのは初めてかもしれません。

自分に対しても、相手に対しても、「存在を認める」ことの大切さを学んだような気がした1日でした。

【この記事のまとめ】

・福祉の仕事の就労体験2か所目、就労支援の事業所に行ってきた

・事業所の理事長さんがすごく良い人で、色々と大切な事を教えてもらえた

・仕事を探すのはもちろん、それだけでなく自分や相手の存在をもっと大切にしてみよう思った

太陽