初めまして。太陽と申します。
当ブログをご覧くださり、ありがとうございます。
1982年生まれの、現在37歳です。
いわゆる「普通の人生」とは違う道を歩んできた僕。
僕は、「引きこもり」でした―――
母親の虐待から、引きこもりになった
僕の引きこもりの経験は、小学校入学以前までさかのぼります。
幼少の頃から、聞き分けがよく素直で、いわゆる優等生タイプだった僕。
しかしそれは、優等生でいなければならない理由があったんです。
その理由とは、「いつキレるか分からない怖い母親の存在」でした。
僕の母親は、感情の起伏が激しくヒステリックで、機嫌が悪くなり怒り出すと、暴力をふるわれたんです。
身体的な暴力も、精神的な暴力・虐待もありました。
母親は、いつ爆発するか分からない爆弾のような存在。
それゆえ、幼いながら僕が選んだ道が、徹底的に母の顔色をうかがい、気に入られるように生きるという道でした。
僕は小学校に入る前から、自分の存在を消したんです。
20歳で引きこもり、地獄のような日々
自分の存在を殺しながら20歳までを生きてきて、生き辛さを感じ、何かがおかしいと思っていました。
そして大学入学をきっかけに、これまで押さえつけていたものが一気に吹き出し、引きこもりになっていきます。
同時に、うつ病や対人恐怖、不安障害などを発症。
ここから5年間ほどが、激しい症状などもあり、一番しんどい地獄のような時期でした。
このままではいけない、何とかしないといけない、ともがき続けました。
少しずつ自分と向き合う
この状況を何とか変えたいと思い、心療内科やカウンセリングに通い、自分と向き合いました。
僕は幼少の頃に自分を消してしまったせいで、自分はこんな人間だ!というものが、自分の中に全くないまま生きてきました。
自分と向き合い、失われた自分を取り戻す作業を、少しずつ積み重ねたんですね。
25,6歳の頃から、少しずつ外に出て活動できるようになりました。
ですが、仕事をするのは厳しく、すぐにはできませんでした。
引きこもりの支援団体に通って、頑張る
そこから、縁があったひきこもりの支援団体に通うようになります。
それが26歳の時。
自分のやれる範囲で精一杯、頑張って活動を積み重ねました。
外に出れるようになったとは言っても、人とのコミュニケーションをとるのがしんどい時もあり、基本的な性格も変わらないし、なかなか大変な毎日。
落ち込む事ばかりで、人生イヤになりそうでしたが、目の前のやれる事を頑張るしかなかった感じです。
今にして思えば、へこたれそうになりながら積み重ねた経験を通して、自分というものを創っていったと思います。
人生を変えた、二つの大きな出来事
こうして少しずつ力を蓄えていき、31歳の時に2つの大きな人生の出来事に出会います。
1つは、通っていたひきこもりの支援団体で、スタッフとして働いてみませんか?と声をかけていただき、そこで仕事をするようになったこと。
もう1つは、一生の趣味とも言える、ロードバイクに出会った事です。
この2つの出会いによって、人生が大きく変わっていきました。
今現在は、その引きこもり支援団体で仕事をしながら、趣味のロードバイクを楽しんでいます。
今だからこそ、わかること
引きこもってる最中は分からない、今だからこそ分かることがあるんです。
それは、引きこもりは必ず良くなって、引きこもってた時もあったなあと、振り返るときが来るということ。
目の前の出来る事を精一杯やっていけば、それが積み重なって自分の力になり、人生を変えていけるということです。
今引きこもっていて、しんどい人、絶望を感じてる人も昼と思いますが、とにかくあきらめないでほしい。
必ず、引きこもりを脱出して、自分の道を見つけれる時がきます。
僕が苦しんできて、立ち直ってきた経験も、引きこもり脱出のヒントとしてお伝えしていけると思うと、引きこもっていたことさえ意味があると思うんです。
必ず道は拓ける。
希望を持ってやっていきましょう。