太陽です。
前回は神経を整えて生活リズムを安定させる方法について書きました。
僕が体調を整えることができたのは、早朝ウォーキングに加えて、自分に合った睡眠薬に出会えたことが非常に大きかったです。その睡眠薬が「デエビゴ」です。いくつか試した睡眠薬の中でも、僕にとっては最適でした。
今回はデエビゴを実際に使ってみた感想や僕の睡眠薬に対する考え方の変化について書きます。
不眠症でしんどい人や、自分に合った睡眠薬を探している方がいれば、参考にしてもらえればと思います。
目次
僕の睡眠薬歴

前回の記事でも書いた通り、僕は2022年夏ごろから不眠症がひどくなり、眠れない日が出てきました。
そこで、2023年の始めから睡眠薬を飲み始めることに。
最初に処方してもらったのは、マイスリー5mgでした。(ジェネリック名:ゾルピデム)

マイスリーは、覚醒している神経を抑制し、眠気をもたらす働きがあります。簡単に言うと、「脳の機能を低下させる」系の薬だそうで、寝付きが悪い人にすごく効果があるとの事です。
最初はこれで眠れていたのですが、だんだんと効果が薄くなっていき、飲んでも寝れない日が出てきたんです。
次に試したのが、ルネスタ2mgでした。(ジェネリック名:エスゾピクロン)

これもマイスリーと同じ、「脳の機能を低下させる」系の薬です。
これも最初はそこそこ効果があり眠れたのですが、しばらくするとやはり効果が薄くなっていき、飲んだのに寝れない日が出てきて、困っていました。
どうやら、マイスリーやルネスタは効果はあるものの、薬の身体的な依存性がけっこうあるらしいです。

かかりつけの病院に相談すると、マイスリー5mgを2錠、つまり10mgにする方法もあると言われたのですが…薬が増えて、最初はよくてもまた効き目が薄くなり、また量が増えるループに陥るのではないかと思い、やめておきました。一生睡眠薬無では生きていけない体になるかもしれないと思うと怖かったです。
薬づけになるのが怖くて、睡眠薬を飲みたくない気持ちも強く、どれだけ眠れなくても我慢して飲まない日もありました。
そのせいで眠れず、不眠が余計悪化してしまい、メンタルがかなり落ち込んだ日もあったんです。不眠とうつの悪循環ですね。
睡眠薬を飲まなければ眠れない、だけど飲みたくない。その間で板ばさみになり、体だけが消耗していく地獄のような時もありました。
そして、2024年の夏、不眠が極度に悪化し、常に全身の倦怠感がつきまとうなどの症状がでて、自律神経失調症のような状態になってしまったんです。
デエビゴが気になる

このままではいけない、なにか良い方法はないか…考える事にしました。マイスリーのように効果があり、なおかつ依存性も低い薬があればいいのにと思い色々調べてみた所、良さそうな薬が一つ見つかったんです。それが「デエビゴ」でした。
デエビゴは2020年に発売された新しい睡眠薬で、最大の特徴は「身体的な依存性の低さ」です。
マイスリーとは眠くなる仕組みが全く違っていて、マイスリーは「脳の機能を低下させる」のに対し、デエビゴは脳内のホルモンに働きかけ「自然な眠気を増強する」そうです。
マイスリーは依存性があるため、毎日飲むことに抵抗があったのですが、デエビゴなら試してみてもいいんじゃないか?と思いました。
とにかく不眠がきつく、神経が乱れに乱れていたので、やれる事はなんでもやってみようと。そこでかかりつけの医師に相談し、デエビゴを処方してもらうことになりました。
デエビゴを実際使ってみた感想

こうしてデエビゴを使い始めたのですが、想像以上に自分に合っていて、かなり眠ることができました。
寝付きもよくなりましたし、途中で起きてもまた寝れる。そして何より、マイスリーと違って身体的な依存性が低いのが嬉しいです。
こんなに良い睡眠薬があったとは、驚きでした。
こうしてデエビゴと、前回の記事で書いた早朝ウォーキングを組み合わせて、一気に神経を整え、生活リズムを安定させることに成功したんです。夜11時前に寝て、次の日朝6時に起きれるようになりました。
今は更なるリズム安定のため毎日デエビゴを飲んでいますが、全く依存性がない訳ではないでしょうし、精神的な依存という可能性もあるでしょう。
出来れば飲まないに越したことはないと思いますし、そのうち減薬していければと思っています。
デエビゴのメリットとデメリットも書いておきます。

メリット
・身体的な依存性が低い
・寝つきの悪さもかなり改善される
・途中覚醒しても眠れる
個人的にはデエビゴは、マイスリー以上に眠れるようになり、また依存性も低いので、体に合えばかなり有力な選択肢になると思います。
デメリット
・薬の値段が高い(ジェネリックがない)
・レム睡眠の量が増えるため、変な夢を見ることがある
・精神的な依存が無いわけではない(飲まないと寝れないかもという不安はある)
眠りには、夢を見ない深い睡眠(ノンレム睡眠)と夢を見る睡眠(レム睡眠)の2種類がありますが、デエビゴはレム睡眠が増えるため、夢を見る量が明らかに増えます。
なので、悪夢を見る可能性も高くなってしまうのはいちおう注意点ですね。僕は服用初日に悪夢を見ました笑
悩むくらいなら睡眠薬を飲む

僕は当初、睡眠薬は絶対飲みたくない、と思っていました。睡眠薬は体にとっては有害なもので、不眠症で眠れない時にしかたなく飲まなければいけないと。
その考えのせいで、眠れない時でも無理やり睡眠薬を飲まず、結果として悪循環におちいり、余計に不眠を悪化させてしまったんです。
ですが、体調と生活リズムを安定させるためなら、積極的に服用してもOKと考えが変わったんです。
眠れない眠れないと悩むくらいなら、睡眠薬を飲んでサッと眠ってしまった方がいいです。
もちろん将来的には減薬していきたいですが、必要があるなら積極的に使いましょう。
積極的に情報を調べて行動しよう

以上、睡眠薬デエビゴの情報や、僕の睡眠薬に対する考えでした。
自分に合った睡眠薬を見つけることができて本当に良かったと思っています。ですがそれは、自分から積極的に情報を集めて、医師と相談して処方してもらうなど、行動をした結果です。
自分から動いたからこそ、新しい道を見つけることができた。これは不眠症だけでなく、全てに当てはまることです。
もし今しんどさを抱えている人がいれば、現状に耐えるだけでなく、自分に出来そうなことを見つけて積極的に動いてみましょう。必ず現状を打破する道が切り拓かれるはずです。
この記事のまとめ
・睡眠薬を我慢したせいで、不眠症が悪化してしまった
・自分に合った睡眠薬を飲み始めて、体調をかなり安定させることができた
・積極的に情報を集めて行動することで、現状を変えることができる