行動・実践

就労移行支援に通い3か月経って分かった、利用する上で最も大切な事とは?

太陽です。2022年12月から就労移行支援に通い始めて、3か月が経ちました。

この間、色々と変化があったので、気づいた事を記事にしてみます。

今後、就労移行支援に行ってみたいと考えている人の参考になれば幸いです。

目次

スケジュール

1日のスケジュール

まずは、就労移行支援での1日のスケジュールです。

 9:40 就労移行支援の事業所に到着

10:00 朝礼

10:10 午前の訓練開始(途中、10分間の休憩あり)

12:00 お昼休み

13:00 午後の訓練開始(途中、10分の休憩あり)

15:30 終礼、掃除

15:40 事業所退出

このような感じです。

これは、どこの就労移行支援に行っても、大体同じようなスケジュールになっていると思います。

開始は10時。お昼休みは12時から1時間。終了は15時~16時。

朝が苦手で起きられない人もいるので、開始は10時と一般企業より少し遅めになっているのかなと思います。

1週間のスケジュール

1週間のうち何日間、何曜日に就労移行支援に通うかは、自分のレベルや体調と相談しながら、自分で決めれます。

僕の場合、最初の1か月は週3日(月・水・金)、2か月目からは週4日(月・火・木・金)と通っています。

他のメンバーは、週2日の人もいれば週5日の人もいます。

僕ももう少し慣れてきたら、週5日フルに通所しようと思っています。

最初から飛ばし過ぎると、後でしんどくなってしまうので、無理せずスケジュールを立てるのが良いと思います。

就労移行支援での訓練

次に、就労移行支援でどのような訓練をしているのか?について書きたいと思います。

あまり詳しく書くことは出来ないので、申し訳ありません。

訓練は、主に3つの柱から成り立っています

それが、「PCスキル」「セルフマネジメント」「コミュニケーション」です。

1:PCスキル

ウィンドウズのオフィス系のソフト、エクセルやワードの勉強ですね。

最近は、どこの職場に行ってもPCは必ずと言っていいほどありますし、PCスキルがあれば就職にかなり有利になるということで、日々学習しています。

PCスキルは、おそらくどこの就労移行支援でも、カリキュラムに組み込まれていると思います。

勉強をして、PCの資格を取る人もけっこういます。

2:セルフマネジメント

セルフマネジメントとは、直訳すると「自己管理」のことで、

目的の達成・自己実現ののために、自らの思考や感情、そして行動を管理するスキル

のこと。

自らを管理する事によって、自身の体調や精神を安定させて、自分の能力を最大限発揮できるようにする事が目的です。

例えば、もしセルフマネジメントのスキルがないと、嫌なことがあった時に上手く対処できずに落ち込んでしまったり、ストレスをため込みすぎて潰れてしまったり、仕事を長期間継続することが難しくなりますよね。

長く安定して働くためにも、セルフマネジメントは必須。

ということで、就労移行支援でのプログラムにも組み込まれているという訳です。

僕が体験参加した3つの事業所全てでセルフマネジメントの訓練はありましたし、おそらくこれも全ての就労移行支援で行われているはず。

また、セルフマネジメントスキルを身につける一環として、

・自己理解(どんな時にストレスを感じるか、どんな価値観を持っているか)

・アンガーマネジメント(どんな時に怒りを感じるか、どのようにしてコントロールするか)

などのカリキュラムがある所もほとんどだと思います。

3:コミュニケーション

そして、仕事をする上で最も大切なスキル、それがコミュニケーションスキルです。

いくらPCスキルがあっても、いくらセルフマネジメントできても、基本的なコミュニケーションが出来ないだけで安定して働いていく事は大変かもしれません。

PCスキルよりもはるかに大切といえると思います。仕事と言っても、結局は他者との関りですから。

なので、就労移行支援ではコミュニケーションのトレーニングもあります。これはどの事業所にいっても必ずあるでしょう。

このスキルを高めるために、他の訓練生と組んで取り組むカリキュラムがあり、効率的に訓練できるようになっています。

また、定期的にスタッフの方と面談をしますが、それもコミュニケーションを高めるのに役立つと思います。

3か月による慣れ

訓練を続けながら3か月経った訳ですが、自分自身で少しずつ変わってきたと感じることがあります。

それは、「3つの慣れ」によるものです。

1:生活リズムに慣れる

訓練は10時に始まるので、それに間に合うように朝起きなければいけない。そのためには、前日も夜更かしはできません。

訓練に行くためのリズムがだんだん出来てきました。

事業所に行く前は、夜中3時半ごろに寝て9時半ごろに起きていましたが、今は1時半に寝て7時半に起きる生活をしています。

就労移行支援に通う事によって、通所のための生活リズムが構築され、早起きにも慣れてきました。

2:訓練内容に慣れる

最初は初めての訓練ばかりで、カリキュラムをこなすだけで精一杯でしたが、3か月経つと訓練内容そのものに慣れてきます。

訓練に慣れてくると、どんな事をするか大体分かるのでテーマや目標を持って取り組んだり、前回上手くいかなかった所を改善したりできるようになります。

そうする事でよりトレーニングの効果も上がりますし、就労に向けての準備を進めれているように感じます。

3:コミュニケーションに慣れる

そしてこれが一番大きいかもしれませんが、3か月もするとコミュニケーションにだんだん慣れてきます。

就労移行支援事業所はスタッフさんも他の訓練生の方もいて、共にトレーニングをするのですが、最初は知らない人ばかりで緊張します。

ですが、だんだん他の人の顔を名前を覚えて、どんな人なのかわかってきますし、みんなと少しずつ話すようになっていきます。

そして、就職を目指して訓練する仲間みたいな感じになっていきます。その感じが出てくるまでおよそ3か月くらいかかる事が分かりました。

環境が変わると最初はかなり緊張するしエネルギーも必要で疲れると思いますが、3か月経てばそのあたりは楽になってくると思います。

疲れが出てくる時期

とはいっても、3か月経って慣れてきたこの時期は注意が必要です。というのも、これまでは気が張っていて気づかなかった疲れが一気に出てくるタイミングだからです。

特に、最初に無理し過ぎてしまうと、燃え尽き症候群みたいになってしまう可能性もあります。

なので、やはり最初は絶対に無理をしない方が、かえってスムーズに訓練を続けられると思います。

僕も、慣れてきたとはいえ疲労感が出てきたのも事実。しっかり休んで、引き続き無理をしないように気を付ける必要があります。

最初は、少し物足りないくらいで十分かもしれません。

まとめ:まずは安定して通う事

以上、就労移行支援の事業所に3か月通って気づいた事のまとめでした。

3か月経ってみて、最も重要だと思っている事があります。

それは、「訓練を継続すること」です。継続して安定して通う事が、まずは一番効果的な方法です。

安定して訓練に通えると、それが今後の就労につながっていくのは間違いないでしょう。

だんだん慣れてきたのも、継続して通所したからこそですし、続けることで気づく事が多いです。

障害者雇用を目指す時に、企業側が一番気にしている事の一つが、「勤怠が安定している」事だそうです。

つまり、調子に波がなく、安定して働けるということですね。

なので、安定して通うためにも、やはり無理のない所から始めて少しずつレベルを上げていくのが良いと思います。

今のところは順調に行っていると感じられるので、無理しないよう今後も継続していこうと思います。

また何か気づきがあれば、記事にしていきます。

この記事のまとめ

・就労移行支援に慣れるには、大体3か月ほどかかる

・継続して通う事が最も大切

・継続するために、決して無理せず自分のペースで通おう