行動・実践

カウンセリングの効果を最大限引き出すために大切な3つのステップとは

太陽です。

今回は、実際にカウンセリングを受けたことのある僕の視点から、カウンセリングを意味のあるものにするために大切な事を書いていきます。

・カウンセリングの効果を最大限引き出すための効果的な受け方は?

・カウンセリングの注意点は?

・カウンセリングを受ける時に大切な姿勢とは?

この記事を読んで頂ければ、カウンセリングの効果を飛躍的に高めるヒントが分かって頂けると思います。

カウンセリングに興味のある方はぜひご覧下さい。

カウンセリングが引きこもり脱出につながった事については、前回の記事をどうぞ↓↓

カウンセリングは意味ある。引きこもり脱出につながった僕の実体験太陽です。 僕は20歳から26歳の間まで引きこもっていました。 26歳から引きこもり支援団体での活動を始めたのですが、そこに...

目次

カウンセリングを受ける時の3つのステップ

僕は、引きこもり状態から3年間カウンセリングに通い、その結果、外に出て活動出来るまでに回復しました。

ここで、実際に3年間カウンセリングに通って感じた、カウンセリングの効果を最大限引き出すために大切な3つのステップについて書きます。

ステップ1:自らの意思で行く

心療内科とカウンセリングの話を持ってきてくれたのは僕の親でしたが、実際に「よし、行ってみよう」と決めたのは僕自身です。自分の意思で行く事に決めました。

この【自分の意思で行く】というのがとても大切なんです。

本当は行きたくないけどしぶしぶ行くとか、親が子に無理やり受けさせるのでは、カウンセリングの効果は得られないです。

カウンセリングだけでなく、何か行動をする時は、自分の意思で行う事がとにかく重要になります。

ステップ2:自分に合ったカウンセラーを見つける

人間関係には相性があるので、自分に合ったカウンセラーを見つける事も大切です。

実は僕、信頼できる先生に出会う前に別の先生のカウンセリングを受けたのですが、なんとなく合わない感じがして2回でやめてしまったという事がありました。

なので、3年間続けたカウンセラーの先生は2人目の先生なんですね。

カウンセリングで自分と向き合う作業はかなりの時間とエネルギーが必要なので、相性が良いと思える先生じゃないと続きません。

多少時間がかかっても全然かまわないので、フィーリングが合う信頼できる先生を見つけることも重要です。

ステップ3:継続する

そして何より大切なのが、「続ける事」です。継続は力なり、小さなことでも続けて積み重ねることで、大きな力になるんです。

僕も外に出るためのエネルギーを蓄えるまでに3年間かかりましたが、もし途中でやめていれば、引きこもり脱出はまだまだ時間がかかった事でしょう。

実際、途中でやめようかなと思った事も何度かありました。『カウンセリングを受けても無意味なんじゃないか…』と思った事もあります。

だけど、カウンセリングでの小さな気づきを積み重ねていくうちに、続けて良かったと思うようになったんです。続けることで先生との信頼感も生まれてくるので、より深い話も出来るようになっていきましたし。

カウンセリングの効果は、1か月や2か月では出ません。できれば最低1年の単位で受けるのが、カウンセリングの効果を感じるために必要な時間だと思います。

カウンセリングの3つの注意点

カウンセリングを受ける上で、注意しなければいけない点もあります。

カウンセラーが直接治してくれる訳ではない

これは僕の考えなのですが、カウンセラーの仕事は「気づき」を与える事です。クライアント(患者)を治療する事ではありません。

なので、気づけるかはクライアント側にかかっていると思うんです。いくらカウンセラーがヒントになるような言葉をくれても、クライアントがそれを受け取ろうとしなければ、もしかしたらカウンセリングの効果が出ないかもしれません。

つまり、カウンセリングの効果を得るためには、カウンセリングから何かを得ようというクライアント側の姿勢が大切です

カウンセラーは気づきを与えるだけで、直接相手を治すことはできないんですね。

「カウンセリングに通っただけで良くなる」訳では決してないという事を知っておいて下さい。

結構お金がかかる

カウンセリングは、結構お金がかかります。50分で5000円というのが基本的な相場になっています。保険は適用されないんですね。

僕は3年間のうち、だいたい2週間に1回のペースで通っていました。気持ちがしんどくて、詰めて通いたい時は、週1回通っていたことも。

週2回だと、大体1か月1万円の計算になりますね。1年だと12万円という事になります。もし病院が遠方にあるなら、これに加えて交通費等もかかることになります。

3:すぐにカウンセリングが受けられない事がある

カウンセラーの先生はたくさんのクライアントを受け持っているので、すぐに予約が取れない事があるんです。

週1回とか週2回しか病院に来ないカウンセラーの先生もいるので、希望の曜日・時間に予約が取りにくい事も。

また、先生によっては転勤や異動などで別の病院に移る先生もいるので、せっかく色々話せるようになっても、途中でカウンセリングが終了することもあるかもしれません。

まとめ:カウンセリングは、積極的な姿勢が大切

以上、カウンセリングの効果を最大限に引き出すために大切な事でした。

カウンセリングは、ただ通って話を聞いてもらうだけでも効果はあると思いますが、やはり大切なのは『なにか学べることはないか?』『カウンセリングに行って、良くなりたい』という積極的です。

積極的な姿勢を持てれば、効果は倍増すると思います。

自分の意思で行動を起こし、信頼できる先生を探し、継続してカウンセリングを受ける。そうすれば、きっと成長につながる気づきが得られると信じています。

引きこもりを脱出したい、生き辛さと向き合って強くなりたいなど、変わりたい理由は人それぞれあるはず。

自分に出来ることを探し、積極的な姿勢を持って、一つ一つ積み重ねていきましょう。

【この記事の3つのまとめ】

①カウンセリングで大切なのは、「自分の意思で通う」「信頼できる先生を見つける」「ある程度継続する」こと

②カウンセラーはあくまで気づきをくれるだけで、変化の鍵はクライアント自身にある

③積極的な姿勢でカウンセリングを受けよう

太陽