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眠れない地獄!心を病む可能性もある不眠症の恐怖と、解消法を解説

太陽です。

だんだん暖かくなり、桜も咲き、春の訪れを感じる今日この頃です。

春というと、「春眠暁を覚えず」(春はぐっすり眠れるから、夜明けに気づかず寝過ごしてしまった)

という言葉があるように、睡眠が心地よい季節ですよね。

ですが、そんな言葉は僕には無縁みたいです。どうやら不眠症になってしまったようです。

今回は、不眠症になってしまった原因、悪化の経緯、どんな対処法を取ったかについて書いてみます。

目次

不眠症とは

まず、不眠症は基本的に4つのタイプがあります。

タイプ1:入眠障害

寝付くのに時間がかかる。中々寝付けない

タイプ2:中途覚醒

夜中に何度も目が覚める

タイプ3:朝起きる予定の時間よりも早く目覚めてしまい、その後寝付けない

タイプ4:熟眠障害

眠ったはずなのに、眠った気がしない

いずれの場合も、熟睡できないので、疲労感や体のだるさなどが残り日常生活に様々な悪影響が出てきます。

僕の場合は、タイプ1の入眠障害です。

寝る時間になりベッドに入っても、とにかく寝付けない。寝付くまで2時間かかることはざら、下手をすれば4時間かかってしまう事も。

不眠のはじまり

もともと僕は、寝付きがあまり良い方ではなく、ベッドに入ってから20分~30分くらいはかかっていました。

ある時、ベッドに横になっていても全然眠れない時があったんです。時計を見たら、ベッドに入ってすでに1時間くらい経っていた。

このまま横になっていても眠れそうにないので、仕方なく起きてボーっとしていました。

以前にも同じような事が何回かあり、その時はしばらくすれば眠れたし、翌日からはまた普通に寝れていたので、今回も『まあ、明日からまた眠れるだろう』と考えていました。

ですが、次の日。横になっても、1時間経ってもまた眠れないんです。

眠れない日が1週間続いた時、『これは、なんかおかしいぞ?』と思い始めました。

悪化

それから、たまに普通に寝れる日をはさみつつも、眠れない日がどんどん増えていったんです。

ベッドに入っても、どうにも眠れない。

不眠の傾向が出て2週間くらいは、まだ無理ができましたが、そのうちだんだん翌日に疲れが残るようになっていきました。

就労移行支援での訓練中にも異様に眠くなる事も。

最初は『そのうち、またいつも通り眠れるようになるだろう』とたかをくくっていたのですが、眠れない日は増えていく一方。疲労感も強まっていく一方でした。そして・・・

負の連鎖

4時間ほどのスッキリしない睡眠が続いて、不眠のはじまりから1か月くらいが経ったとき、ついにメンタルにも影響が出始めました。

そのうち眠れるだろうとは思わなくなり、「今日も眠れないんじゃないか?」「今日も眠れない苦しみを味わうのか?」と考えるようになってしまったんです。

今日も眠れないかも・・・と思うようになると、本当に眠れなくなり、就寝時間になるとどんどん目がさえていく。

眠くないからと言っても、体が疲れていない訳ではありません。むしろ体は異様な疲労感で、立っているのもしんどいほど。

体が極度に疲れているのに、眠くならないという状態に陥ってしまいました。

疲れている事で、ストレスがたまる→ストレスで、夜寝付けない→眠れないから、また疲労がたまる

まさに悪循環、負の連鎖でした。

不眠症の一番怖い所

不眠症は、もしかすると甘く見られがちかもしれません。

「眠れないからと言って、死ぬことはないでしょ」という感じです。ですが、不眠症になってみてわかりました。

不眠症から、死につながる可能性はあります。

不眠症の一番怖い所は、疲労の蓄積で、だんだんメンタルに影響が出てくることです。

メンタルに影響が出ると、気持ちが落ち込んだり、集中力や意欲がなくなってきて、うつ病のようになっていきます。

そうしたら、仕事や日常生活を続けられなくなる事もありますし、うつ病から自殺をしてしまう事もあり得ます。

実際、僕もずっと休まず通っていた就労移行支援を、ここに来て3日間休んでしまいました。

病院で薬をもらう

このままではいけない・・・何とかしないと危険だと思い、病院に行ってきました。

かかりつけの心療内科に行き、事情を説明して睡眠薬を処方してもらったんです。

本当は薬は飲みたくなかったのですが、薬の力を借りてでも眠らないとますます悪化するかもしれない。

背に腹は代えられません。

処方してもらったのはマイスリーという薬で、かなり効果がありました。

飲んだらすぐに寝付け、翌朝まで目が覚めずに眠れるようになりました。

また、睡眠薬が手元にあるだけで、『もし眠れなくても、いざとなったら薬を飲めばいい』と思えるので、

以前ほど「眠れなかったらどうしよう・・・」と考えないようになり、精神的に楽になりましたね。

不眠解消のためにしたこと

ですが、睡眠薬はあくまでも一時しのぎであり、根本的に不眠を解消しないといけないと思い色々と試してみました。

1:起床後、すぐに光を浴びる

朝起きたらすぐにカーテンを開け、光を浴びるようにしました。

朝にまぶしい光を見る事により、体内時計がリセットされますし、メラトニンが分泌されて夜に眠くなるようにリズム整えることが出来るそうです。

2:朝に散歩する

また、午前中に散歩をする事もかなり有効らしいということで、朝に20分ほど散歩をしています。

体を動かすことで、しっかりと体が覚醒し、夜の睡眠のための準備が整うようですね。

3:寝る前にスマホやパソコンを見ない

スマホやPCからはブルーライトが出ていて、この光を夜に見ると、覚醒してしまいます。

なので、寝る1時間前にはスマホもPCも見ないようにしました。

これらを試してみた結果、完全に元通りとはいきませんが少しずつ眠れるようになり、体調も良くなってきました。メンタルも整ってきています。

いまだに不眠の日はありますが、確実にマシになっています。

眠れない時に、してはいけないこと

それでも眠れない時はどうするべきなのか?

今度は逆に、眠れない時にしてはいけない事をご紹介します。

1:ずっとベッドの中にい続ける

30分経っても眠れない時は、思い切ってベッドから出て、いちど起きてしまった方がいいです。

ベッドの中で悶々とするのは、かえって眠りから遠ざかるだけでなく、体が「ベッド=眠れない場所」と記憶してしまい、不眠が悪化する可能性があります。

僕も眠れない時は起きて、YouTubeを見たり勉強したりしていました。

そうするうちに眠くなるタイミングがあるので、それからベッドに行くようにしていました。

2:無理に眠ろうと頑張る

眠れない時は、いくら頑張っても眠れるものではありません。

人間は、頑張って起きていることは出来ても、頑張って眠ることは出来ないです。

3:眠れない自分を責める

眠れないからと言って、自分を責めるのはかなり良くないです。

自分を責めても、余計眠れなくなるばかりか、精神的に病む可能性もあります。

自分を責めるのではなく、「今は眠れないのは仕方ない」と割り切って、エネルギーを他に向けるようにしましょう。

不眠症の本当の原因とは?

今回は、たまたま不眠症になったのかと思っていましたが、実は就労移行支援に通い始めたことが原因かもしれないと思うようになりました。

というのも、ストレスが原因で不眠症になることが多いそうなのです。

就労移行支援に行くようになり、環境が激変し、自分の中でとてつもないストレスになっていたようです。

思い返せば、就労移行支援の体験に行っていた時から、何となく眠れない感じがありました。

今通っている所に慣れてきたとはいえ、毎日緊張感はあるし、人と会ってコミュニケーションをする必要があるし、毎日精一杯です。

まとめ:ストレスコントロールの必要性

不眠症を根本的に治すためには、ストレスコントロールが必須かもしれません。

不眠の解消に限らず、生きていくためにはストレスコントロールが鍵になりそうです。

出来なければ、今後就職をしてもまた長続きしないでしょうし、すぐに辞めてしまうという事を繰り返してしまいそう。

今後、いかにしてストレスと上手く付き合うかを探していかなければいけない。

今回の出来事から、色々と気づきがありました。

もし、不眠で悩んでいる人がいれば、なるべく早く病院に行く事をおすすめします。

それと同時に、体内のリズムを整えるために、出来ることはやった方が良いと思います。

早め早めに対処して、悪化させないようにしていきましょう。

この記事のまとめ

・不眠からメンタルに影響が出るので、不眠を甘くみない

・なるべく早く病院に行き、不眠解消の方法を実践する

・ストレスコントロールできるように工夫する