太陽です。ついに40歳になりました。
40歳になった現在の状況や心境を整理しつつ、今後について考えてみようと思います。
目次
40歳になった現在の状況
この4月に始めた仕事を辞めたのち、ほとんど外出せず家に居る状態です。
3月までは週3回ひきこもり支援団体でスタッフをしていましたが、それも辞めてしまった今、完全にひきこもり状態に戻ってしまいました。
ここまでの引きこもり状態は、ひきこもり支援団体に通う以前、12,3年ぶりでしょうか。
と言っても、週に2回ほどは外出しています。それでも買い物に行く時とサポステに行く時だけですね。あとはずっと家に居ます。
家では、運動をしたり勉強をしたり、本を読んだりYouTubeを見るとかしています。
ほとんど何もしないまま1日が過ぎてゆく。
起床は朝の9時半、就寝は夜の2時半。食事をする時間も運動をする時間も決まっていて、なぜかかなり規則的な生活をしています。
サポステでは就労のための面談の他、カウンセリングといくつかプログラムに出ていますが、特に進歩がなく先の全く見えない状況ですね。
年齢だけ重ねてる分、以前より状況は悪化してるといえるかもしれません。同じひきこもりでも、やはり年齢の影響は大きいと言わざるを得ないでしょうか。
現在の心境
現在の心境ですが、やはり40歳になって焦りというか、うんざりしたような気持になりました。もう40歳になってしまったのか…。
仕事に関しても、将来への希望は持てていませんし、就労の失敗からも立ち直れていません。今後は仕事の求人も少なくなるでしょうし、社会的なイメージも30代までとは全く違うでしょう。
数年前は、『さすがに40歳になったころには何か仕事をしているだろう』と思っていましたが、駄目でした。
何とかしなければいけないと思う一方、『仕事をするのはもう無理なんじゃないか?』という、諦めにも似たような感じにもなりつつあります。
これまで何度も何度も就労に挑戦しては、ことごとく失敗してきた。全ては無意味だったんじゃないか?と思ってしまいます。
それと、ひきこもって家に居続けると、どうしても気持ちが否定的な方に支配されてしまいます。
昔、毒親(母親)から受けた傷の数々を半自動的に思い返し、思い返し続け、さらにネガティブに落ちていくという負の循環を止められないでいます。けっこう危険な状態ですね。
今のところ何とか制御できていますが、気持ち的にかなり辛く、どこかの精神科か心療内科を受診した方が良いかもしれないと考えています。
7040問題
そして40歳になったことで、ついに7040問題の当事者になりました。このままでは、8050問題の当事者になるのもあっという間でしょう。
8050問題とは、親が80代・ひきこもりの子が50代になった家族で、親が老齢となって子の世話をしきれなくなり、経済的・社会的に様々な問題が出てくる状態の事をいいます。
7040問題は親が70代・ひきこもりの子が40代の家庭での問題で、8050問題の前段階といった位置づけであり、8050世代ほどは問題は顕在化していないものの、その予兆が明らかに表れてくる段階と言えるでしょう。
以前に8050問題、そして7040問題に関する記事を書きましたが、まさに自分が7040問題の当事者になってしまう日がくるとは。
精神的にかなり気が重いです。
30代は何をしていた?
僕は一体、30代の10年間、なにをしていたのだろう?
思い返せば、30歳の時にひきこもり支援団体でスタッフになり、活動をしてましたね。それと同時に趣味でロードバイクを始め、毎日毎日ロードバイクばかり乗っていました。
週3回引きこもり支援団体でのスタッフの仕事をし、毎日ロードバイクでトレーニングをする。
それが40歳になった今、ひきこもり支援団体もやめてしまったし、ロードバイクもやめてしまった。もはや自分には何も残ってないような虚しい気持ちです。
ふりかえれば、30代の10年間は、将来の就労とかどんなキャリアを築いていくとか、10年後どのような自分になっているかは全く考えずに生きてきました。将来の事は考えず、ただただひたすらロードバイクに乗っていた。
悪く言えば、その場その場をなんとなく生きてきたのかな…という感じ。
その「つけ」が今やってきてるのか?
かといって、もう過ぎ去った時間は戻らないし、今後をどうするかを考え、それをやっていくしかないのでしょうか。
こうなったのは誰の責任か?
しかし、僕が今こうなってしまったのは、一体誰の責任なのでしょうか?全て毒親のせい?
実は、そうは思っていません
人生を送っていく中でとある考えに到達しました。それは、「今の自分の状況は自分に責任がある」というものです。
誰かのせいにしたくなる瞬間はあるのですが、その度に「本当にそうなのか?」という別の自分が出てくる。
今自分がこんな状況にあるのは、自分がそうなる事を選んできたからであり、それを自分でも心のどこかで分かっている。
確かに毒親の影響を受けて、人生の難易度が極端に上がってしまった面はあります。
しかし、今の状況にならないために、他に色々な選択をして、行動することは出来たはず。
それをしなかったのは誰の責任か?自分ですね。
毒親のせいで出来なかったのではなく、自分の選択でしなかっただけのことだ。「できなかった」ではなく、「しなかった」。
過去のせいではなく、そうなる選択をしてきた自分のせい。
そしてこのことは、もう一つの重要なことを示唆していると思っています。それは…
過去の出来事は現在を支配しない
【過去は現在を支配しない】というものです。
過去に何があったとしても、今の人生を過去に縛られずに生きていくことが出来るはず。
そして、現在を過去に縛らせてはいけないとも思っています。
現在を過去に縛らせる、すなわち過去にエネルギーを与えた瞬間、過ぎ去った過去が力を持ち、現在を支配してしまう。
過去に力を与えるのか与えないのか?それを選択するのは自分であり、選択の責任は自分にある。
僕は確かに過去の傷がトラウマとなり、現在もトラウマに飲み込まれそうになる瞬間がありますが、それでも親に「僕の人生を返せ」とかは絶対言いたくないです。
確かに誰かのせいにするのは心理的に楽だけど、それだと真の意味での自分の力を他人に明け渡してしまうことになる。
40歳になった今、それだけは嫌だと気持ちを新たにしました。
まとめ:10年後、50歳になった時のために
2年ほど前にこんな記事を書いた事があります。『10年後、どうなっていたいか?』という記事です。
確か僕が30歳になった時、「もう30歳になってしまったのか」と、不安と後悔のような気持でいっぱいになった記憶があります。
それから10年経ち、40歳になった今。『30歳なんて超若いじゃないか』と思います。
このままだと10年後、50歳になった時に、『もう50歳になってしまったのか…あと10年若ければ…40歳なら何でもできただろうに。』となってしまってるような気がする。
なので、そうならないように生きていこうと思います。
【この記事のまとめ】
・40歳になり、引きこもりに戻った。7040問題の当事者にもなった。かなりつらい状況。
・しかし、現在の状況の責任は自分にある。
・過去に力を与えず、今に力を与える。そうして10年後に後悔しないようにしたい。
太陽