行動・実践

障害者手帳の取得を決意。手続きのやり方、申請に必要なものについて詳しく解説

太陽です。

障害者手帳を取得する決意を固め、申請の手続きに行ってきました。

手帳取得の決意にいたるまでの気持ちの変化、実際の取得の流れ、手続きに必要なものについて書いてみたいと思います。

もし、障害者手帳の取得を考えている人がいれば、参考にしてもらえればと思います。

目次

手帳の種類

障害者手帳には3種類あります。

身体障害のある方の身体障害者手帳、知的障害のある方の療育手帳、精神障害のある方の精神障害者保健福祉手帳です。

僕が取得の手続きをしたのは、精神障害者保健福祉手帳です。

また、精神障害者保健福祉手帳は1級~3級の等級に分かれています。1級が一番重い症状で、3級は比較的軽微な症状の人が取得しますが、僕はおそらく3級であると思います。(この記事では以降、分かりやすく「手帳」という表現で統一します。)

手帳取得の意思を固めるまで

手帳取得を決意するまでは、色々と心の揺れ動きがありました。その気持ちの変化について書いてみます。

最初は全く考えていなかった

僕は当初、手帳を取得する考えは全然ありませんでした。ずっと一般就労をしたいと思っていましたし、ひきこもり支援団体に長年いたのも、『いつかは一般就労をするために』という気持ちがあっての事でした。

それに正直に書くと、心の中では手帳の取得に抵抗があったのは間違いないと思います。

まわりには、けっこう手帳を持っている人がいましたし、その人たちとも普通に付き合ってきたのですが、もし自分が手帳を取得・・・となると、どうしても乗り気にはなれなかった。あくまでも、一般就労にこだわっていたんです。

たび重なる一般就労の失敗

そして一般就労を目指して就職活動をし、実際に採用されて一般社会で働いてみました。

ですが…一般就労をするたびに、うまくいきませんでした。製造業の会社も、自転車ショップも、今年の4月の就労支援の事業所のスタッフも。ことごとく失敗しました。

これまでは、失敗してもまた今度頑張ってみようと気持ちを切り替えてきたのですが、今年4月の失敗はさすがに自信をなくしました。

『もう一般就労は無理だな』とあきらめの気持ちに。加えて、6月にはとうとう40歳になり、どうしていいか分からない絶望的な気持ちになってしまったんです。

この時に『手帳を取得して、障害者雇用を目指す』ことを真剣に考え始めました。

知り合いに、手帳の事を詳しく聞く

そんな折に久しぶりに知り合いに会う機会があったのですが、その知り合いが手帳を取得していて、手帳についてを詳しく聞くことが出来たんです。

その人は、「最初は手帳の取得に抵抗があったが、今では取って良かった」と言っていました。

そして、手帳を取得したからといって一生そのままという訳ではなく、必要が無くなれば手帳の返納もできるとのこと。

それを聞いた時に、僕も初めて取得に前向きな気持ちになりました。

病院に行って診断書を書いてもらう

ということで行動を開始。

申請をするために絶対に必要なのが、【医師の診断書】です。

こればかりは、必ず用意しなければいけません。そのため、まず最初にかかりつけの病院に行きました

僕は2004年、22歳の時にかかりつけの病院に通い始め、かれこれ20年近く通っています。

ここ最近はあまり通っていませんが、相談をしたら診断書を書いてくれることになりました。

診断書はしっかりとした書式のものを作るため、時間がかかります。だいたい、2週間~1か月はかかると思います。僕の場合は3週間弱でした。

また、診断書は結構お金がかかります。僕の場合は、4000円でした。ちなみに診断書は同じものが2通出ます。

診断書を持って市役所へ行く

診断書が届いたら、それを持って役場の障害福祉科に行きます。

窓口では、手帳の手続きのための申請書をもらえるので、それを書いて提出します。

その他、マイナンバー、証明写真が必要。

マイナンバーは、カード申請をしていない人もいると思いますが、番号だけ覚えていけばいいのでカードを持っていなくても大丈夫。

必要なもの:診断書、申請書、マイナンバー、証明写真

手続きをしたら、「審査」があります。本当に手帳を交付する必要があるのか、調査するようですね。

この審査に2か月ほどかかるみたいです。

審査に通り、手帳が出来上がったら、また役場まで行く事になります。

僕の手帳は今審査中。たぶん大丈夫だと思いますが、結果が出るまではわからないですね。

また動きがあれば記事にしようと思います。

まとめ:今を生きていくしかない

以上、手帳取得に至るまでの気持ちの変化、実際の手続きの流れ、申請に必要なものでした。

手帳取得に前向きではいるものの、正直な所やはり心のどこかで抵抗はありますね。

ですが、割り切ってやれることを一つずつやっていこうと思います。

手帳を取得したからといって自分の存在が大きく変わるものではないと思いますし、今を一生懸命生きていくしかないような気がします。

 

この記事のまとめ

・最初は手帳取得は考えていなかったが、色々あって気が変わった

・手帳取得には、医師の診断書が絶対に必要

・診断書・申請書・マイナンバー・証明写真を用意して役場に行く

・いまだに手帳取得に抵抗感はあるが、今の自分が出来ることの一つとして割り切る

太陽