太陽です。
突然なのですが、仕事を辞めてしまいました。残念ながら今回も厳しかったです。
結果として4週間しか続きませんでした。
今回は、辞めるまでの状況を振り返るとともに、続かない理由を自分なりに分析してみました。すると、仕事が長続きしない真の理由らしきものを発見するに至りました。
続かなかった事はかなりショックでしたが、この失敗の経験から学ぶ事が必ずあると思うので、次に活かすためのヒントを見つけていきたいと思います。
目次
働き始めは、長続きする自信があった
今回の職場は、実際に就労体験をして職場の雰囲気を知り、『ここで働いてみたい』と思って応募した所でした。そのうえ、前職のひきこもり支援団体でのスタッフ経験も活かせそうな感じだったので、
『今度こそは、長く続けられそうだ!』と当初は思っていました。
実際に働き始めたら、仕事自体は自分に結構向いていることが分かり、『続けられそう』と思うのと同時に『続けなければならない』とも思いました。
もし今回が駄目なら、自分には仕事をするのは一生無理かもしれない。だからこそ今回は続けなければならない。そして続けられる自信みたいなものもあったのです。
2週間過ぎから、異変が起こる
職場では積極的に人と話し、仕事も少しずつですが確実に覚えるようにつとめ、なるべく早く溶け込もうと努力していました。
最初の2週間は、それなりに大変で厳しい所がありながらも、何とか頑張っていました。
ですが…2週間を過ぎたあたりから、少しずつ体に変調を感じるようになっていったんです。
まず朝の出勤時、家を出る時にものすごく緊張感を感じる。電車に乗って職場に行くのですが、職場が近づくにつれてどんどん緊張感が強くなってきて、職場の門をくぐる事に怖さを感じるようになる。
職場にいる時は、仕事中ということもあり、もちろん緊張感もあり気が張っています。ですが、1日の仕事を終え、家に帰ってきてからも、なぜか緊張感が続いたまま。ずっと張りつめてる感じで、体が休まらないんです。
そんな調子でベッドに入ってもなかなか寝付けない。寝付いたと思ったら、眠りがすごく浅くて、夜中に何度も目が覚める。そうしているうちに朝が来る…。
もちろんしっかり寝れていないので、体はどんより疲れている。
そしてすぐに、緊張したまま出勤。
休みは土日ですが、月曜からの出勤を考えると、憂鬱になり、あまり休めないまま月曜を迎える。
こんな感じでした。
ずっと気が張りつめたまま休まる瞬間がないと言った感じで、どんどん疲弊していきました。
ですが、『もっと頑張らなければいけない、頑張りが足りないのが悪い』と思い、きっとどうにかなるはずだと思い込むようにして、職場に行っていました。
もう無理だ、辞めようと思った当日のこと
そうして4週間が経過。ごまかしきれないくらいに疲れがたまっていたある日の事。
仕事の終わりに、職場の先輩から仕事についてかなり厳しく言われていた時のこと。
言われた内容は、「あなたのやり方は間違っているし、全然仕事も出来ないから、もっと頑張った方がいい」というものでした。
言われた内容そのものは、確かに正論だったし、黙って聞いてました。
ですが、何かが自分の中でガラガラと音を立てて崩れていくのが分かりました。
存在を全て否定されたような絶望的な気持になってしまい、頑張ろうという気持ちがポッキリ折れてしまった。
その後は家に帰り、明日も何とか出勤しなければと思いましたが、先ほど言われたことを頭の中で延々とリピートしてるうちにどんどんしんどくなり、夜も全く眠れず、夜が明けて出勤の時間が近づいてきた所で
『もう無理だ』となってしまいました。
現在の状況と心境
そうして仕事をやめて、今に至ります。今では完全なひきこもりに戻ってしまいました。外出するのは、食料品を買いにスーパーに行くときだけ。
生活リズムは思いのほか乱れていなくて、夜中3時ごろに寝て朝9時半ごろに起きています。
家では何をしているか?正直何もしていません。
今自分が感じているのは、ただ自己否定感と罪悪感です。そして、こんな事を考え続けている。
また今回もダメだった。長続きせず4週間で仕事をやめてしまった。自分はなんてダメな人間なんだ。ゴミみたいな人間、カスみたいな人生。
生きてる意味があるのか?こんな自分に存在価値はあるのか?罪悪感でいっぱいだ。もしかして自分は、存在そのものが悪なんじゃないのか?
苦しい。いっそのこと死んだ方がいいのかもしれない。死にたい。
そもそもなんでこんなに苦しい?自分が悪いだけの問題なのか?自分の頑張りが足りないだけの問題なのか?
こんなに苦しいのは何か理由があるのではないか?
そう考えてた時に、自分の心の奥にある呪いみたいなものが、生き辛さに影響を与えているのではないか?という事に気づきました。
仕事が続かない真の理由
仕事を辞める前日、先輩に厳しい事を言われた時に感じた、自分の全てを否定されたような絶望感。
否定される絶望を感じたのは、初めてではない。大分以前から、自分はその絶望感を知っている…。
それは、幼少の頃に母親から存在を否定された時に感じたものと同じでした。
僕の母親は、典型的な【毒親】でした。幼少の頃に虐待まがいの事もされたことがあり、その時の記憶は今も残っています。
でも、自分なりに過去と向き合い、全て忘れ、母親の事も許したつもりでいました。しかし忘れたつもりでいただけで、感じないようにしていただけで、心の傷は潜在意識に深く残っているようです。
そして、母親の事を許せないと思っている自分がいる。
今回の仕事での出来事から、突如として過去の記憶がよみがえり、気づきました。
日々の生き辛さ、対人恐怖、自己無力感だけでなく、仕事が長続きしないことでさえも、その根源には幼少の頃の毒親の存在がある。
まとめ:心のうちに向き合わなければいけない
今回の仕事での失敗から、心の傷に気づきました。さんざん自分の過去には向き合ってきたはずだったのですが、どうやらまだまだ残っているものがあるようです。
僕が引きこもりになったのも、仕事がなかなか続かないのも、その本当の原因は心の傷にある。
つまり、心の傷をもう少しまともに治さない限り、いくら仕事をしようとしてもすぐに辞めてしまう。
このままでは、永遠に同じことを繰り返すことになってしまう。
一体今までやってきたものは何だったのかとさらに自己嫌悪に陥りそうですが、心に向き合わなければいけないようです。
避けては通れないですね。
今後は自分の心と過去の傷に向き合って癒すことを優先し、次の仕事についてはそれから考える事にします。
仕事が長続きしない事と子どものころに毒親から受けた心の傷は、一見すると関係が無さそうに感じる方もいるかもしれません。しかし、間違いなく根元の部分でつながっています。
その理由は、また詳しく書きたいと思います。
【この記事のまとめ】
・せっかく見つけた正社員の仕事を4週間でやめてしまった
・仕事が続かない真の理由は、幼少の頃の毒親のトラウマにある
・前に進むために、心と再び向き合って、癒していかなければならない。
太陽