太陽です。
サポステのプログラム「演劇ワークショップ」1日目に参加してきました。
演劇のトレーニングに用いられる手法を用いてワークをしながら、コミュニケーションについて考えるプログラムです。
自分を表現し、他者の表現を知り、「相手に伝える」楽しみを感じてみよう!というもの。
ですが!演劇というと、あまりにも高いハードルと思っていました。ただでさえ人付き合い苦手、カラオケすら行けないのに、「演劇なんてムリやろ!!」と…。
演劇って、漫画「ガラスの仮面」で北島マヤが月影千草にしごかれたり、俳優の藤原竜也が演出家の蜷川幸雄にしごかれたり…。
「しごかれる」イメージしか湧きません笑
なので初日はめちゃくちゃ緊張していました…。ですが思い切って参加すると、ものすごく色々な気づきがあったんです。
目次
タオルバレーから始まる
時間早めに行くと、今回のワークを担当される、ナビゲーターのお二人が来られていました。
男性の女性の先生。お二方ともプロの俳優と聞いてたので緊張しましたが、挨拶をして少しお話すると、めちゃくちゃ優しい先生という事が分かって一安心!しごかれる心配は無さそうです笑
参加者のみんなも含めて10人ほどが集まり、ワークショップスタート。
最初はみんなかなり緊張してる感じだったので、それをほぐすために、「タオルバレー」というものをやります。
みんなで輪になり、結んだタオルをボール代わりにして、それを落とさないようにトスを続けるというものです。
僕は最初、めっちゃ体も気持ちも固かったんですが、トスが続くたびにみんなでイチ!ニ!と声を出し、体を動かすと、そのたびに緊張がほぐれていくのが分かる!笑い声とかも起きたりして。
ん?もしかしてこれ、けっこう楽しくない??
ストレッチで体をほぐす
次は、ウレタンマットを使って、本格的なストレッチ。
最初は足の裏から股関節やお尻など、下半身を中心にじっくりストレッチします。下半身の次は上半身。普段やらないようなストレッチで、体全体がすごく軽くなりました。
ストレッチの時にとても大切なのが、「呼吸」だそう。
息を吸いながら伸ばして、吐きながらゆるめるなど、体と呼吸は連動してるんだなあという事を感じました。
じっくりストレッチすると、めっちゃ気持ちいいです。
フルーツバスケット?
ストレッチを終え、次はみんなでフルーツバスケット…を改良したゲームの時間。人数分マイナス1のイスを内側に向けて円に並べて、真ん中に一人立ちます。真ん中の人が、「お題」を言う。
お題は何でもありで、「黒い服を着てる人!」でも、「昨日テレビを見た人!」でもOK。それに該当する人は席を移動しなければならない!
イスに座れなかった人は、自分の好きなものとか、嫌いなものとか、子どもの頃なりたかったものなどを「告白」して、次のお題を言う…というものです。
単純なゲームなんですけど、みんなの事を色々分かるのが面白いです。こんな風に大人数でわいわいゲームするのって、いつ以来やろう…?
ん?やっぱりけっこう楽しくない??
単独でジェスチャーゲーム
10分間の休憩のあと、次はジェスチャーゲームというのをしました。
各自に「キーワード」が与えられるのですが… 言葉を用いず、ジェスチャーだけでキーワード伝えるというもの。そのキーワードを当ててもらうまでジェスチャーを続けるんです。
季節はもうすぐ冬ということで、冬に関連するキーワードが与えられます。
そして僕の番。与えられたキーワードは「クリスマス」でしたが…クリスマスなんて、どうやってジェスチャーで表現するんや!?うーむ、難しい…!
とっさに閃いた僕は、両手でクリスマスツリーの杉の木を大きく空中に描いて、そこに飾り付けのジェスチャーをするという謎の方法を取ってみました!笑
すると、「クリスマスツリー!」「飾り付け!」というワードは出るものの、クリスマスはなかなか出てきません。
クリスマスツリーはすごく惜しいので、もう一歩なのに……!
そこで次は、クリスマスツリーを描きつつ、クリスマスのリースを描くという手法を取りました。
それでもなかなか、皆さん答えが出てこず、必死にクリスマスツリーを描きづつけます笑
は、恥ずい!恥ず過ぎる~!早く当ててくれ~!!
と思ってると、誰かが「クリスマス!」と言ってくれて、無事僕のチャレンジは終了…。あんなジェスチャーでも伝わるんや!と安心しました…。
僕だけでなく、みんなのジェスチャーをじっくり観察してると、その人が何を伝えたいのかが何となく分かってくるのがとても不思議。なんか、コミュニケーションって、言葉だけやないわ…。
身ぶり手ぶりでも十分相手には伝わる!めっちゃ面白いです。
ん?恥ずかしいけど、なんか楽しくない??
二人組になってジェスチャーゲーム
最後に、参加者同士が二人一組になって、二人でジェスチャーゲームをするというワークをしました。
「〇〇しい」という形容詞がキーワードとして与えられ(「恥ずかしい」とか、「なつかしい」とか)それを演じ、他のみんなに当ててもらうという訳です。
僕らのチームに与えられたのは「うっとうしい」でした。
うっとうしい…うっとうしい?一体どうすれば、「うっとうしい「」というキーワードを見てる人から引き出せる??
チームメイトと作戦会議の時間です。
「うっとうしい状況って、どんな状況でしょうかね…?」「嫌そうな顔をして、相手を拒否する動作は必須ですよね…」「それじゃ、ベタベタ触るくらいまで勧誘しましょうか…」ということで決定!
僕が勧誘する役、相手が断る役。
僕が相手をしきりに勧誘して、しつこく勧誘して、相手にうんざりした顔をしながら僕をシッシッと追い払ってもらう! というシナリオを構築しました笑
いざその演技をしてみると、見事に「うっとうしい!」というキーワードを引き出すことに成功しました!
ですがその他にも、「なれなれしい」「図々しい」などの似たようなワードも飛び出しました。
人によって、感じる事にけっこう差があるんですよね、それがとても面白いです。
うん、やっぱこの演劇ワーク楽しいわ!!
まとめ:演劇ワークショップ、意外と面白い、楽しい!
こうして演劇ワークショップ1日目が終わりました。3時間のプログラムでしたが、本当にあっという間。
なんというか、演劇を取り入れたワーク、くせになりそう。意外と面白いし、楽しいんですよ。人と関わりながらコミュニケーションを学ぶ、というのが良い!
ナビゲーターの二人の先生も、それはもうめちゃくちゃ優しくて、めちゃくちゃ良い人でした!
最初はあんなに緊張してたのに、終わってみれば嘘のように緊張がなくなりましたね。
なるべく人と関わらないように生きてきた僕ですが、人と関わるのってけっこう楽しいかも!?
【この記事の3つのまとめ】
①体を動かしたり、笑いがあったりすると、緊張もほぐれる
②ジェスチャー表現だけでも、けっこう相手に伝わる
③人と関わる演劇ワークショップ、意外と楽しくてびっくり
太陽