サポステ

サポステ第3回。引きこもりからの就活の最大の不安を解消します。

太陽です。

早くも3回目のサポステに行ってきました。

その詳細について書きたいと思います。

 

今回は…

引きこもりからの就職を目指す時、誰もが必ず経験する、避けては通れない2つの不安。

 

「年齢」と「履歴書の空白」

 

について、相談員さんに詳しく聞いてきました。

就職を目指してるものの、この2つの大きな不安によって、なかなか一歩を踏み出せない人も数多くいらっしゃると思います。

今回の記事を読んでいただれば、不安の解消にもつながると思いますので、ぜひ読んでみて下さいね。

目次

約束の時間に行ったけど、少しハプニングがあった

3回目ともなると、サポステに行くのも大分慣れてきました!

約束の時間の15分ほど前に到着。

サポステ前の椅子に座って、本を読みながら待ちます。

 

心の方も、1回目2回目と比べると、かなり余裕があります。

前回と同じ相談員さんとお話できる、という事も大きいですね。

 

さて、もう間もなく約束の時間。

そういえば前回…約束の時間ちょうどにサポステの受付に行ったら、

「こちらからお呼びしますので、もうしばらくお待ち下さい」

って言われたなあ。

 

よし・・・という事は、このまま待っておけばいいのかな。

という事で、約束の時間ですが、声をかけてもらえると思い、そのまま待ちます。

 

・・・・・・。

 

・・・・・・。

 

ん?何かおかしいな。

約束の時間を5分過ぎてるのに、名前を呼ばれない!?

ど、どうなっているんだろう…。

 

まさか時間を間違えた!?いや、確かにこの時間。

どうしよう、やっぱり自分から行った方がいいのか?

それとも待つべきなのか?

 

どっち!?

 

とその時、相談員さんが出てきて、誰かを探してる様子。

僕の方から声をかけました。

 

すると相談員さんが、

「受付のほうには来て頂きましたか?」と聞いてきました。

 

こ、これは・・・やっぱり一度受け付けに行くべきだったようです。

改めて確認をしましたが、約束の時間になったら一度受付に行って予約を確認したのち、名前を呼ばれるまで待つという流れみたいですね。

 

ちょっとしたハプニングでしたが、もう次回からは大丈夫です!

――ということで、10分近く遅れましたが、面談室に入りました。

 

3回目の面談は、雑談から!

前回2回目のサポステの時に、「雑談が大切」という事について書きましたが…

今回も雑談からスタートです。

 

相談員さんも僕も、同じロードバイク好きという事で…

雑談の内容もやはりロードバイクです。

 

梅雨ですけど、雨ばっかりでなかなか乗れないですね~とか、

でも室内バイクがあるので家で自転車こいでます!とか。

ツールドフランスが始まりましたね~!とか。

(※ツールドフランス:フランスを一周する世界最大の自転車レースとして有名)

 

自転車の雑談で、15分くらい話していました。

(ただでさえ10分ほど遅れてるのですが笑)

 

その後、いよいよ話題は、就職活動の方向に。

 

一見、意味がないように思える雑談ですが・・・

やはり、雑談によって、相談員さんとの関係が深まりますし、

いきなり就職の事について話す前に、雑談でワンクッション置くことで、その後の流れもスムーズになるように感じました。

 

なので、かなり大切な事だなあと再認識しました。

 

どこに就職したとしても、職場の人と雑談をする機会は絶対あるでしょう。

その練習も兼ねていると考えると、雑談には1石3鳥くらいの効果がありそうです!

 

雑談のあと、いよいよ本格的な就活の話へ

まず相談員さんが、就職に関してどんな意識でいますか?前回から、何か調べた事はありますか? という事を聞いてたので、

今の気持ちを素直に話しました。

 

・できれば自転車関係を軸に、正社員で仕事を探そうと思っていること

・就活に関しても、いよいよこれからやっていくんだ、という気持ちになっていること

・今いる職場(引きこもり支援団体)は、5年間働いているけど、今年度で終わりにしようと思っていること

・その気持ちも今の職場にすでに話して、理解をいただいていること

 

などなど。

 

そして、少し踏み込んで具体的に、ネットで自転車関係の求人を探している事も

話したのですが…

 

引きこもりからの就職活動にあたって、どうしても不安に感じている事が出てきているので、その事を思い切って話してみたんです。

それはおそらく、引きこもりから就職を目指す人が、ほぼ100%直面するであろう2つの不安です。

その2つの不安とは。

 

引きこもりからの就活で直面する、2つの大きな不安

 

① 就活する年齢

② 履歴書の空白期間

です。

 

①就活をする年齢について

引きこもっている期間が長ければ長いほど、それだけ年齢も重ねてしまいますよね。

 

20代前半・半ばくらいなら、気持ち的にも年齢的にもまだまだ余裕があるって思います。

ですが引きこもりは長期化する傾向もあり、30代・40代の人も相当多くいらっしゃるはず。

 

僕のいる引きこもり支援団体も、30代40代の方が7割以上と多いです。

 

僕もつい1ヶ月ほど前に37歳になり、世間で言えばいわゆるアラフォーに入ってきました…。

 

就活って、やっぱり若ければ若いほど将来性があったり、求人も多かったり、世間的にも大目に見てもらえたり。有利ですよね。

 

アラフォーともなると、求人自体も少なくなるし、世間的にも見る目が厳しくなってくる。

どうしても、年齢の不安は付きまといます。

 

引きこもりの人で、30代・40代の人は、かなりの焦りがあるのではないでしょうか。

②履歴書の空白期間について

これも、年齢と同じく、引きこもりからの就職活動では必ず直面する問題です。

 

引きこもっている期間は、当たり前ですが働いていないので、履歴書に何も書けない。

 

引きこもりが長期化し、5年・10年ともなると、5年・10年働いていない事になり、そのまま空白になってしまいますよね。

 

引きこもってる間は、何とか抜け出るために努力したり、勉強したりしている方もいらっしゃるかと思いますが…

 

残念ながら…履歴書という紙の文字だけを見た時。

引きこもっていただけの期間が、まさにすっぽりと抜け落ちた形で現れてしまいます。

その間何もしていなかったという風に見られてしまうのが、本当に辛い所。

 

引きこもり経験は、一般的に良くないものと思われてる事もあって言いにくいですし、

説明をするのも大変だと思います。

 

この2つが、引きこもりからの就職を目指す時、大きな壁となって立ちふさがりますよね…。

僕もまさに、これから就職活動をするにあたって、この壁にぶち当たっている最中。

ですので、思い切って相談員さんに、不安な気持ちを話してみたんです。

 

相談員さんに、年齢の不安について聞いてみた

そうしたら、とても丁寧に答えて頂きました。

まず年齢ですが、37歳という年齢は、全然不安になることはないよ、という事でした!

最近は人手不足。正社員にもなりやすい

30代・40代でも、未経験で仕事を探してる方は普通にたくさんいること。

それに最近はどこの企業もすごく人手不足。

例えば正社員募集35歳まで・・・と求人にあっても、なかなか応募する人がいないそうです。

 

特に中小企業はその傾向が顕著だそう。

なので、年齢上限のプラス3,4歳でも、意外と採用してくれたりするそうです。

 

また、「バイトから正社員登用あり」という企業も多いらしくのですが…

これは正社員を取ろうとしてもなかなか人がこないため、バイトまで間口を広げて。

良い人がいれば積極的に正社員採用しようという、企業さんの考えだそうです。

「バイトで入って正社員を目指す」のもひとつの道とお聞きしました。

 

バイトの場合は、年齢制限はほぼないらしいので、ひとつの選択肢としてとても良さそうだな、と思いました。

また正社員についても、年齢の上限なしで求人を出している企業も、実はすごく多いそう。

企業さんは、長く働いてくれる人を探している

さらに、雇い主である企業側の考えも、相談員さんからお聞きする事が出来ました。

 

企業としては、正社員として入ってもらったとしたら、

なるべく長く働いてもらいたい

という気持ちがあるそうです。

 

例えば40歳・未経験で入社したとしても、定年を65歳とすれば、(辞めなければ)25年間は働いてもらえる・・・という風に考えるそう。

なので40歳未経験でも、全然大丈夫かも!と思いました。

 

お話を聞いているうちに、37歳という年齢より、「働きたい」という気持ちをもって頑張っていく事の方が大切なんだという思いになり、不安が大分消えました。

 

やはり年齢よりも、「これからしっかり頑張っていくんだ!」という気持ちをしっかり持つ事が一番だと思いました!

 

相談員さんに、履歴書の空白の不安について聞いてみた

これも、年齢と並ぶ2台双璧ですよね・・・。

もしかしたら、年齢の不安よりも履歴書の空白の不安の方が、より不安感が強いかも知れません。

ですがこれに関しても、相談員さんに色々お話を聞くことが出来ました。

企業さんは面接の時、相手の人柄をしっかり見ている

履歴書の空白は、サポステに来る人の実に90%以上の人が、不安に感じているそうです。

 

まず、就職の面接時のとき…特に正社員の場合は、履歴書の空白期間のことは聞かれるそうです。

(アルバイトのみの場合は、聞かれないこともあるみたいです)

 

なぜかというと、これも企業側の考えという事ですが、

「危ない人は取りたくない」という考えがあるそうです。

 

危ない人というのは、例えば…

 

・入社したものの、3日でやめてしまった

・職場の人間関係でトラブルを起こす

・仕事内容に興味はないけど、とりあえず受けに来た

・コミュニケーションが全くできない

 

という感じの人だそう。

 

なぜそんな人を取りたくない理由はというと…

やはり企業側にも事情があり、人を雇うにも、教育して仕事を覚えてもらうのも、すごくお金や時間などのコストがかかるそう。

 

なので、変な人を採用してしまったら、企業側も大変、下手をしたら損害が出てしまうかもしれない。

しかも、正社員で雇うとなると、法律的な問題もあり、一方的に辞めさせることはできない。

 

そんな事情があって、この人は大丈夫か?というのをとても注意深く見るそうです。

ですから、履歴書の空白期間について聞かれるのも当然のこと。

だとしたら、そこの答え方がとても大切、という相談員さんのお話でした。

 

履歴書の空白期間も、理由をきちんと話せば大丈夫

 

例えば、こうこう、こういう理由があって、外に出る事が出来ず家にいました・・・と、

きちんとした理由をしっかりと話せば、企業側も納得して話を聞いてくれるそうです!

 

面接時には、しっかりと受け答えをできているか・しっかりとした興味を持って、自分たちの会社を受けに来てくれてるのか、そんな所を企業側は見ているそうですね。

 

逆に、空白期間について聞かれたとき、、

「いや、ちょっと・・・」とか、「なんとなく・・・」とかだと、

『何か話せないような良くない事があったのか? この人は大丈夫か?』と思われてしまうとの事です…。

 

やはり、こんな理由で引きこもっていたけど、今は頑張ろうという気持ちになっている、この会社にこんなに強い興味があって、ぜひ働きたいと思っている、としっかり伝える事がとても大切だそうです。

 

確かに…!言われてみれば、本当にその通りだな、と思いました。

 

過去にあったことは変えられないし、どうしようもない。

 

それより、今は働きたいと思っていることと、その会社で働きたい!としっかり伝えれば、その企業さんにも納得してもらえるでしょうし、今の頑張ろうという気持ちを見てもらえる。

僕も、もし雇う側の立場だとしたら、自分の考えをしっかり述べて、今頑張っている人の話を聞いてみよう、という気持ちになると思います。

 

相談員さんに話をして頂いて、本当に不安感が軽くなりました。

 

不安感がゼロになったわけではないですが、フォーカスするポイントを、「不安」から「がんばってみよう」に切り替えれました。

 

視点を変えてみるだけで、こんなに不安がなくなるんだな、と思いました。

今回の面談は、時間が来たためここで終了。

次回の予約を取って、サポステを後にしました。

 

相談員さんは、やっぱり就活相談の専門家

 

今回話して思ったのは、相談員さんに話を聞いて頂けることのありがたさでした。

専門の資格をお持ちですし、就職活動に関して、知識もスキルも備えていらっしゃるので、

とても的確にアドバイスをしてくださいます。

 

実際、年齢と履歴書の空白について、かなり不安が減少しました。

 

不安だけど、頑張っていけそうかも!?もっと具体的に動いてみよう!という気持ちになることができたんです。

 

相談員さんも、

「不安な事はどんどん聞いてもらえればいいですし、一つ一つ不安をつぶしていきましょう」

と言っていただけたので、とても勇気付けられました!

 

また、サポステの相談中に、実際に履歴書の書き方も一緒にやりながらアドバイスをしてもらえるみたいなので、ぜひやってみたいと思います。

 

企業といっても人。人とコミュニケーションを取る意識が大切

それと今回、もう1つとても勉強になったのが、

雇う側――企業さん側の事情ですね。

 

就職活動をするとなると、どうしても自分の事ばかりを考えてしまいますよね。

それはそれで当然だと思います。

 

ですが、企業・会社といっても、やはり人の集まりですし、結局は対人関係です。

人対人になります。

そう考えると、就職活動の面接というのも、コミュニケーションのひとつ。

 

企業さん側の事情も考えて、なおかつ自分の気持ちもしっかり話すことは、面接という枠を超えたとても重要なコミュニケーションになります。

しっかりとしたコミュニケーションを取れば、そう遠くない未来、どこか縁があるところで働けるようになる!という気持ちになれました。

 

今回第3回目のサポステでの面談で、就職活動に対する考え方そのものが、大分変わったように思いました!

なんだか、ゆっくりとした歩みではあるけれど、就職に向けて着実に前進しているイメージを持てている感じ!!

頑張っていこうと思います。

 

第4回目以降も、サポステでの経験を記事にして、引きこもり経験があって不安だけど就職活動を考えている人に、情報をお届けしていきたいと思います。

 

この記事のまとめ

・就活の2大不安 年齢と履歴書の空白は、解消できる

・企業側にも、様々な事情があるので、それを頭に入れておく

・就職活動も、コミュニケーションであり人間関係のひとつ

・自分の気持ちをしっかり話す事が大切

あとがき・雑談

今日は久しぶりに、ロードバイクのホイールのメンテナンスをしました。

ホイールの中心の、「ハブ」というパーツをグリスアップしている所です。

やはり・・・長い事使ってると、ほこりで汚れたり、グリスが古くなったり。

あちこちが痛んできます。

しっかりメンテナンスすることで、ロードバイクの性能も引き出せるし、寿命も延びます。

何より気持ち良いですね!

太陽