サポステ

就労体験プログラム6日目・最終日 思い切って参加して良かった!

太陽です。

就労体験プログラムの6日目に行ってきました。プログラムは全6日の日程なのでいよいよ最終日です。

その最終日で、思いもよらぬ経験をする事になりました。自分なりに気づいた事と合わせて、記事にしていきたいと思います。

目次

最終日は、プログラム全体のふりかえり作業

いつもの時間にセンターに行き、さっそく6日目のプログラムがスタート。

今回は事務仕事の体験はなく、「プログラム全体のふりかえり作業」が行われました。

・6日間を通してどんな気づきがあったか?

・プログラム参加に当たって、一番最初に立てた目標は達成できたか?

・どんな課題が見つかったか?

などをふりかえり、それをみんなの前で発表し、共有することによって、次につなげていく。プログラムの総まとめとも言える6日目の作業です。

自分が立てた目標は達成できたのか?

まず、僕の目標を振り返ってみます。この6日間のプログラムに参加するにあたり、最初に立てた目標。

①自分の意見や気持ちなどを、恐れずに言ってみる

②自分がしたことについて、他者からの意見や評価を恐れずに聞いてみる

③1と2をやってみて、人間関係への不安を取り除き、企業実習につなげる

この3つでした。

この目標は、80%は達成することが出来たと思います。自分でも結構頑張って目標を達成できた!と思います。

自分の目標や不安に感じている事をしっかり言う事が出来ましたし、他の参加者とのふりかえり作業で、自分の気持ちや意見を相手に伝える事ができた。

また、事務作業を通して他の参加者と積極的にコミュニケーションを取れたので、人間関係における苦手意識も少し減少しました。

苦手な電話も何度も出て慣れることができましたし、電話・窓口受付を含む事務作業を体験できたので、「実際の仕事の感覚」もある程度知ることができました。

これは、次に企業実習に行く時や、実際に働きだした時にも役立つのは間違いない。

逆に、出来なかった事や課題もあります。

想定外の状況になった時、臨機応変に対処できず、どうしても焦ってしまいますね…。これは、実際の仕事でも起こりえること。焦らず落ち着いて行動できるようになるには、経験を積んで慣れていくしかないでしょうか。

他の参加者に言われた、すごく意外な言葉

僕のふりかえりを発表し、次は他の参加者やスタッフさんからフィードバックをもらいます。他の人からみて、僕はどんな感じだったか?どこを改善したらいいか?客観的な意見をもらうのですが…

ここで、ものすごく意外な事を言われたんです。一瞬自分でも、『本当なのか!?』とびっくりしてしまった。

「太陽さんはとてもコミュ力があるし、気遣いもできるので、もっと自信を持てばいいと思います」と言われたのでした。

僕は自分の事をコミュ力があるなんて思ってない。それどころかコミュニケーションは苦手です。僕が引きこもったのも、人が怖くて対人恐怖・対人不安からうつ病になったのが原因ですから。それを、コミュ力があるとは…。人生で初めて言われました。

なんというか、恥ずかしく、くすぐったい。マジか…と思った。しかし、同時にこうも思ったんです。

自分では自分のことをコミュ力なんて無いと思っていても、他の人から見たら違う風に見えてるのかもしれない。きっと、きちんとコミュニケーションを取れている自分もいるのでしょう。「自分はこうだから…」という自己イメージにとらわれすぎず、もっと自由になってもいいのかもしれない。ふりかえり作業をしながら、そんな事を考えていました。

サポステスタッフさんと、個人面談

全体のふりかえり作業のあとは、サポステのスタッフさんと個別面談です。(今日は最終日ということで、サポステスタッフさんも来ていました)

そこでは、プログラムに参加して良かった、6日間の日程を完遂できたことも、小さいけど自信になったことを話しました。

しかし!プログラムに参加して良かった気持ちと同時に、不安な気持ちもあるのも確か。

このプログラムはサポステ主導のものなので、ひきこもりとか仕事への不安に理解のある人ばかり。だけどサポステとは関係のない民間企業で実習をしたり、実際に働くとすると、理解ある人ばかりとは限らない…そんな時に、いったいどこまで受け入れてもらえるのだろうか??

そこがかなり不安です…。プログラムは無事終了し、かなりの収穫はありました。同時に、次のステップへの不安を感じてるのも間違いない。不安ってどうしても湧いてきてしまうものですね。

僕の次のステップとしては、実際にどこかの企業にアルバイトを応募してみるか、それが厳しければ他の企業に企業見学か実習に行く事になると思います。

この辺りの不安は、またサポステのスタッフさんと面談をしながら向き合い、進んでいくことになりそう。随時、記事にしていこうと思います。

まとめ:参加することそのものに意味がある

こうして、無事に6日間の就労体験プログラムが終了しました。まずは、6日間休まずに参加し、やり遂げた自分を褒めたいと思います。2,3日目あたりに、逃げ出そうかと本気で思った時もあったけど、頑張って良かった。

6日間は、長いようで短い時間でした。初めての事務仕事、電話や窓口の接客も初めてで、最初は『本当に自分にできるのか!?』『やっぱりやめておけばよかった…!』という不安だけしかなかった。

ですが、やってみると意外とやれるものなんだな…と感じています。プログラムでは小さな目標を立て、それを達成すべく動く…という感じでした。

ですが!

目標を立ててそれをクリアすることももちろん大切ですが、それ以上に大切な事があるのかもしれません。「参加する事そのもの」が大切で、ものすごく意味があると今は思っています。行動すれば、目標の達成も後からついてくる。行動そのものに集中し、行動そのものを目的とする。すると、行動から経験が生まれて、経験が次につながる。

プログラムに参加したからといって、将来への不安はもちろん消えたわけではなく、むしろ不安な気持ちは抱えたまま就活への道を歩むことになると思う。

ですが、今回プログラムに参加したことは、何らかの形で自分の人生に活きてくるのは間違いないでしょう。今後も、自分の出来る範囲で、精一杯やっていければと思います。

【この記事の3つのまとめ】

1. 他の参加者から、コミュ力があると言われた。自分の考える自己イメージにとらわれすぎないようにしよう。

2. 6日間プログラムに参加して良かった。自分をほめてあげよう。

3. 参加する事そのものに意味がある。「行動そのもの」に集中してみよう。

太陽