サポステ

サポステ31回目 仕事探しの鍵となる「3つの円」について考える

太陽です。

今回は、サポステ31回目です。

面談の中で、仕事を考える時にとても役立つ事を相談員さんから聞いたので、特に詳しく記事にしようと思いました。

特に、仕事をした経験のない人や、経験は少なくてもこれから働きたいと思っている人に参考になるのではないかと思います。

何かに役立てて頂けると嬉しいです。

目次

マイナスのオーラにならないように気を付ける

2021/08/28、サポステ31回目。今回から、就労相談(実際の就職を目的にする)から心の相談(心の調子を整える)に切り替わりました。

一見すると、先に進むどころか後退しているように感じられますよね。

ですが僕自身はそうは思っておらず、むしろ今の自分にとって必要な段階だと思っていました。

それに前回(30回目)は痔で心身ともにボロボロにすり減っていたのですが、そこから幾分回復し、気づく事もあり。

前回のマイナスオーラ全開の面談とは、全然違った雰囲気で臨もうという意識がありました。

さらに今回から相談員さんも新しい人に変わるので、気持ちも新たに頑張ってみる事にします。

根本的な所で気を付けたのが、今回は暗くならないようにすること。

暗くどんよりしてると、相手もどんよりさせると気づいたので、そうなってしまうと前回のように面談そのものが成り立たなくなる可能性もありますよね。

なので、自分のエネルギーを下げないようにしながら、相談員さんとの人間関係を重視する事をかなり意識しました。

仕事を探す時に基本となる、3つの円

そして始まった面談。最初は現在の状況を相談員さんに説明する事から入り、4月にアルバイトで失敗した事も詳しく話しました。

そこから、仕事を選ぶ時にとても重要な情報を聞くことが出来たんです。

それが、仕事を探す時に基本となる考え方について。

自分の興味や適性を考慮した3つの円と、そこにどんな三角形(トライアングル)を描くか?という事です。

まずは基本となる下の図を見て下さい↓↓

3つの円は、仕事を探す時の基本になる3つの領域「want」「can」「need」です。

want:自分が好きな事、興味がある事

can:自分にとって自信がある事、資格など客観的な能力がある事

need:相手から求められる事、必要とされる水準

と考えて下さい。

中には重なり合っている領域もありますよね。

仕事というものは、必ずこの3つの要素が作用している訳なのですが…

3つの円の中にどんな三角形を描くか?

仕事を探す時に大切なのが、この3つの円バランスを考えるというものです。

具体的には、ここにどんな三角形を描くのか? つまり、仕事を探す上でどの領域を重視するのか?という事です。

例を見てみましょう。

例1:すごく興味があるけど、未経験だしやれるかどうか自信がない

こんな感じの三角形になりますよね。

例2:特にやりたい事ではないけど、資格を持っている

こんな感じになると思います。

資格を持ってるという事で、「can」が重要視されていることが分かります。

例3:天職に巡り合った人

 

全てを包含する巨大な三角形です。ここまでくれば、まさに「天職」「天命」とも言えそうです。

そしてかなり稀有な例ですが、野球の大谷翔平さんとか、将棋の藤井聡太さんとか、ボクシングの井上尚弥さんとかはこんな感じの三角形になりそうですね↓↓

彼らほどの特異な例でなくても、自分の仕事が使命だと感じている人は、3つの領域全てにまたがる三角形になるでしょう。

そしてここからが重要な事。

特に、僕みたいに就労経験が少なく、働く事に自信が持てない人は、「want」は重視しない方が良いという事です。

就労経験の少ない人は、「can」からスタートする

いきなり「want」で仕事を探すよりも、出来そうな「can」の方に重きを置いて探し、無理なく続けてみる。

そして、働く手ごたえや、『自分でも働けるんだ』という自信を育てていく方が絶対に良いですよという事だったんです。

やりたい事を仕事にするより、自分にやれそうな事、性に合ってる仕事からやってみましょうという事ですね。

「want」を追及するのは、働く事に自信を持てるようになってからでも全然遅くないですよとの事でした。

なるほど…確かにそうかもしれません。僕が4月に挑戦したアルバイトは、趣味でやっている大好きな自転車関係の仕事で、まさに「want」一辺倒で探した仕事でした。

一方で、「can」と「need」は完全に置き去りでしたね。図にすると、下のような感じです↓↓

その結果、レジ・電話対応・接客(can)は全く出来なかったし、同じく会社から必要とされたレジ・電話対応・接客(need)も全然ダメ。壊滅的でした。

今になって思うと、雇用のミスマッチだったように感じています。

最初は『好きな気持ちがあれば、どうにかなるだろう』と思ってたのですが、どうも好きなだけではなかなか上手くいかないみたいですね。

「can」から始めれば、上手くいきそうな気がする

という訳で、もし次に仕事を探すなら、「can」と「need」を重視してみましょうという事です。

三角形で表すと、次のようなイメージですね↓↓

「can」と「need」を重視してるのが分かると思います。

特に興味が無くても、自分が得意な事や負担の少ない事から入り、無理なく続けれるようにする。無理なく働きながら、少しずつ経験を積む。

就労経験の少ない人は、この選び方がおススメという事でした。

アルバイト失敗の直後は、『もう自分には一般就労は絶対無理だあ~』ってなっていましたが…

今回の面談で『canとneedから入ると、もしかしてやれるかも?』という感覚になれましたね。

そう思うと、もう少し頑張ってみるか…と思えました。

相談員さんとの間でも、canとneedからもう一度アプローチしてみましょうという事になりました。

職業訓練についての情報を得る

その他に、相談員さんから「職業訓練」についての話を聞きました。

何でも、就職に必要な技能・知識を身につけるための専門の職業訓練を受けれる国の制度がある。

そして条件がそろえば、給付金を受け取りながら訓練を受けることができ、就職活動のサポートをしてもらえるそうです。

訓練内容も様々で、IT系・経理事務・介護福祉・ものづくり・設備関係・デザイン系など、かなり幅広いみたい。

もし就職を目指す気持ちがあって、なおかつ自分の適性があれば、職業訓練を受けてみるのも良いかもしれないと教えてもらえたんです。

もしかしたら、これは良いかもしれない。かなり興味がわいてきました。

職業訓練の情報が書かれた紙をもらったので、次回までに色々調べてみる事にしました。また、自分が出来そうな事・向いてそうな事(can)を考えてみる事に。

今回の面談はこれで終了です。

まとめ:無理なく楽にやれる仕事を探せばいい

今回のサポステ面談では、色々な話を聞けて、とても良い面談になりました。

これまでは、「自分の好きな事を仕事にしなければいけない」と、なにか強迫観念みたいなものがあったんです。

しかし今回の面談で、別に好きな事じゃなくても、自分が無理なく続けれることが働く上で重要なのではないか?と思うようになりました。

人それぞれ働き方の基準は色々あると思いますが、僕の場合は良い意味で楽に続けれることが優先事項だと。

逆に、どんなに好きな事でも、仕事となると全然別物になりますね。好きだからといって、仕事にしない方がいい場合もありますよね。

次に仕事を探す時のために、とても良い勉強になりました。次は、自分が無理なく楽に続けれる仕事を探してみようかと思います。

そしてもう一つ、「自分のエネルギーを下げないで前向きに面談を受ける」という事は達成できた事も良かった。

エネルギーを下げなかったからこそ、次につながる話が出たような気がします。

暗い顔をしてマイナスの気持ちで面談を受けていたら、色々な情報は聞けなかったかもしれないなと思いました。

生きてるとどうしても暗く沈むこともあると思いますが、そんな時こそ意識してエネルギーを上げていけるようにしようと思った次第です。

【この記事の3つのまとめ】

①仕事を探す時は、基本となる「3つの円」を意識してみる

②就労経験の少ない人は、「can」を重視するのがオススメ

③好きをしごとにしなくてもいい、無理なく楽に続けれる方が大切

太陽