お部屋探し

住み心地に大きな差が出る!?建物の構造の種類に注目して物件を探そう

太陽です。

今回は、一人暮らしの物件探しでけっこう重要な情報、「建物の構造と種別」について書きたいと思います。

一口にマンションと言っても、マンションの建設方法や建築素材に色々な違いがある、ということをご存知でしょうか。

 

僕も、最初はマンションの構造なんて全然知らなくて、建物自体の違いなんてほとんどないって思ってたんです。

でも色々調べていくうちに、建物の構造が居住空間に与える影響を知って、物件探しの時に見るべき情報という事がわかりました。

特に初めて物件探しをする人は、ぜひ建物の構造にも注目し、お部屋選びの参考にして下さい!

目次

建物の構造で、住み心地が変わる!

建物の構造は、「どんな素材を使って建てられているか?」「どんな方法で建てられているか?」によって変わってくるんです。

そして構造の違いにより、防音性や耐震性など建物の性能そのものがかなり変わってくるんです。

住み心地にも、ダイレクトに影響してくるのは間違いありません。

建物の代表的な構造と、それぞれのメリットデメリットなどを詳しく調べてみました。

ネットでの物件探しでも、建物の構造は必ず載っています↓↓

1.木造(W造)

WとはWood(ウッド)の略です。

木造とはその名の通り、主要部分に木材を使った構造です。

一戸建てや2階建てアパートに多いです。

 

木材自体のコストが安いので、家賃の設定も安めのことが多いです。

木造の建物はとても通気性が高く、多湿な日本の季候に適しています。

木は水分を吸収しやすい素材なので、ジメジメしにくいというメリットもあります。

 

反面、通気性が高い分防音性は低いです。隣の人や階上の人の生活音、話し声などがだいぶ聞こえてくるかもしれません。

物音に敏感な人は、防音性の高い鉄筋コンクリートのマンションが良いかもしれません。

また、木造物件は耐震性。耐火性も気になるところ。

木という素材の性質上とても燃えやすいので、耐火性はあまり高くありません。

1981年6月以前の物件は、昔の耐震基準で建てられているため、古すぎるものは避けたほうが無難かもしれません。

木造のメリット

・湿気が多い日本の季候に適している

・通気性が高く、結露やカビが発生しにくい

・家賃が安め

木造のデメリット

・防音性があまり良くないので、隣や階上の音が聞こえやすい

・耐火性・耐震性が低い

・通気性が良い分、エアコンが効きにくい

2.軽量鉄骨(S造)

Sとは、Steel(スチール)の略です。

厚さ6mm未満の鋼材を使って建てられています。

2階建てのアパートやそれほど大きくないマンションに多いです。

家賃は木造よりは高いものの、あまり高くない家賃設定です。

木造よりは通気性はおとりますが、防音性はやや上がっています。

軽量鉄骨のメリット

・木造よりやや防音性が高い

・家賃も比較的安め

軽量鉄骨のデメリット

・耐震性がやや低い

・耐火性もやや低い

3.重量鉄骨(S造)

厚さ6mm以上の鋼材を使って建てられていて、大きめのマンションに多いです。

使用する鋼材の厚みが6mm以上なら重量鉄骨、6mm未満なら軽量鉄骨になります。

使用する鋼材が頑丈なため、軽量鉄骨よりも防音性・耐震性・耐火性が高くなります。

重量鉄骨のメリット

・鉄骨の厚みがあるので、耐久性・耐震性・防音性が軽量鉄骨造よりやや高い

重量鉄骨のデメリット

・建設コストが高く、家賃もやや高め。

ちなみに軽量鉄骨と重量鉄骨は、お部屋探しサイトの物件情報でもしっかり分けて書いてありますし、お店に行っても教えてもらえます。

4.鉄骨ALC造

鉄骨を使用してる点は軽量鉄骨・重量鉄骨と同じですが、壁にALCと呼ばれるコンクリートが使われている構造です。

ALCとは、「Autoclaved Lightweight Concrete」(オートクレーブド・ライトウエイト・コンクリート)の頭文字をとってつけられた略称で、

「高温で気泡加工を施し、軽量化したコンクリート」の事。

 

このALCが壁に使われてるので、防音性が普通の鉄骨造より高いです。

またコンクリートなので耐熱性・耐火性も高め。

 

弱点としては、吸水性がある素材のため水に弱く、定期的に防水加工を施す必要があること。

なので、ALC造の場合は築年数に気をつけましょう。

築年数の経過したALC造の建物で防水加工をしっかりしてなければ、雨漏りする可能性もあります。

鉄骨ALCのメリット

・断熱性が高い、耐火性が高い

・防音性がただの鉄骨より高い

鉄骨ALCのデメリット

・水に弱いので、メンテナンスが必要。築年数の経ったALC造には注意

5.鉄筋コンクリート(RC造)

RCとは「Reinforced Concrete」(レインフォースド・コンクリート)の頭文字の略で、「補強されたコンクリート」・・・すなわち、鉄筋コンクリートの事を指します。

鉄筋コンクリートとは、骨組みに鉄筋を使用し、その間にコンクリートを流し込んだ構造のこと。

鉄筋&コンクリートは、互いの弱点を補完しあう素材のため、とても頑丈で耐久性も高いです。

そのため地震にも強いですし、耐火性にも優れてるので火事にも強いです。また、コンクリートは音を通しにくいので、防音性も非常に高いのが嬉しい所。

以前鉄筋コンクリートの部屋に住んでいた事があるのですが、確かに隣の部屋の物音はほとんど聞こえませんでした。

反面デメリットとしては、材料が高価なので木造や軽量鉄骨と比べて家賃が高くなる点、通気性が悪いので湿気がたまりやすく結露やカビが発生しやすい点があります。

鉄筋コンクリートのメリット

耐震性・耐火性に優れている

防音性がかなり高い

・エアコンの効きは良い

鉄筋コンクリートのデメリット

家賃が高い

通気性が悪い

それぞれの構造のメリットデメリットを表にした

以上、建物の5つの構造について、表にしてみました。ぜひ参考にしてみて下さい。

僕の入居する物件は、鉄筋コンクリートRC造の建物です。

一人で部屋にいる時は静かな方がいいなと思い、防音性の高さを優先しました。

実際に住んでみないと分からない面もあると思いますが、防音性重視の人は鉄筋コンクリートが良いかもしれません。ぜひ参考にしてみてください。

建物の種別

以上の建物の構造について知った上で、今度は「建物の種別」について調べてみました。

1.マンション

鉄筋コンクリートやALC造、重量鉄骨の共同住宅を指す場合が多いです。

階層は3階建て以上のものがほとんど。2階建てのマンションというのは、調べた所ありませんでした。

家賃3万円~5万円の間で調べた感じでは、3~5階建てのものが多かったですね。中には8階建て、10階建てという物件もありました。

高い所に住みたい、という人は必然的にマンションになります。

2.ハイツ・アパート

木造か軽量鉄骨の共同住宅をさす場合が多いようです。

階層は2階建てが多いです。たまに3階建てハイツもあります。

やはり木造が多いので防音性は低く、お隣さん・階上の物音がけっこう聞こえてくるみたいです。

もしハイツに住むなら、出来る限り最上階にした方が良さそうです。

ハイツに住んでいた知人に話を聞いたら、『ハイツなら一番上の階が絶対良いよ』と言っていました。特に、階上の物音がかなり響くらしい。

物音に敏感な人は、ハイツなら最上階の角部屋にするか、マンションにした方が良いと思います。

3.一戸建て

ごくたまにですが、一戸建ての賃貸もあります。

家一軒そのまま賃貸になってるので、広さは圧倒的。

ですが広すぎて一人暮らしには不向きですし、家賃もかなり高いです。

 

一人暮らしの場合ほぼマンションかハイツの二択になると思います。

僕の場合は、防音性を重視してる事もあり、最初からマンション一択でした。

築年数の影響

築年数も、物件探しの建物条件の所に必ず書いてあります。

築年数は、本当にかなり幅があります。築年数30年以上の物件から、1年以内の新しい物件まで。

当然ですが、築年数が新しい物件はそれだけでかなり高くなります。

その分、新築みたいな部屋に住めますし、洗浄機能付トイレだったりオール電化だったり、設備もかなり良いです。

築年数重視という方は、新築物件もけっこう出てくるので、ぜひ調べてみてください。

 

でも築年数の経った物件でも、新しく入居する時は壁紙を新しく貼ったり隅々まで清掃してくれますし、そこまで気にすることはないかも?

ちなみに僕の入居する物件は、築26年でした。実際にマンションも見に行きましたが、かなり綺麗な感じでしたし、僕は築年数はそれほど気になりません。

 

ですが建物には耐震基準があります。1981年6月以前の建物は昔の古い耐震基準で立てられているので、耐震強度が弱い可能性があります。

ぜひチェックして下さい。

この記事のまとめ

建物の構造と種別について、色々と見てみました。

建物の構造が違うと住み心地も違いますし、生活にも色々影響が出てくるのは間違いないと思います。

僕もこれまでは全く知らなかったのですが・・・いろいろ調べてみると、物件探しに差がつきそうな情報がたくさんあります!

お部屋探しをする時は、ぜひ建物の構造も意識してみて下さい。

 

個人的な意見ですが、やはり一人暮らしは防音性が大切なのでは?と思います。

一人でリラックスして部屋にいる時に、お隣さんや上の階の人の物音が聞こえてくるなら、『あまり落ち着かないんじゃないかな?』って思うんです。逆に、こちらもお隣さんに気をつかわないといけないです。

騒音って、なにかとトラブルの元になってしまいますからね。

なので、多少家賃が高くても鉄筋コンクリートが良いのではないかな、と思いました。

・建物の構造は、色々種類がある

・それぞれのメリットデメリットを知っておく

あとがき

僕の入居予定の部屋に住んでいた方が先日退去されたと、賃貸業者エリッツさんから連絡がありました。

それにともない、お部屋の内覧に行ってきます。

スタッフさんも超オススメだったので内覧せずに決めた物件ですが、やはり見学できるとなるとすごく楽しみです。

内覧をする時にも色々見るべきポイントがあるので、後日また記事にしたいと思います!

太陽