サポステ

演劇ワークショップ3日目 対人恐怖を克服するヒントに気づいた

太陽です。

サポステで紹介してもらったプログラム「演劇ワークショップ」。3日目のワークに行ってきました。

前回2日目の様子はこちらをどうぞ↓↓

https://taiyou-ao.com/engeki-workshop-day2/3581.html

演劇を取り入れたコミュニケーション、回を重ねるごとに楽しくなってきたんですよ。自分でも、演劇と人との関りが、こんなに楽しくなるとは思ってませんでした。

毎回気づくことがあり、勉強にもなるんです。今回は、対人関係の怖さの克服につながるかもしれない気づきがありました。

目次

タオルバレ―&ストレッチ

ナビゲーターの二人の先生とも参加者のみんなとも、すっかり顔なじみになって、緊張感はだいぶ少なくなりました。

ワークの最初はタオルバレーから。タオルを結んでボール状にし、床に落とさない様にみんなでつなぐというものです。体を動かす事によって、緊張はさらにほぐれるし、体も温まります。

3回目にもなると、タオルバレーに慣れてきたからか、コツがつかめてきたからか。 みんなの動きにキレが出てきました! つなぎにくいボールのリカバリーも半端ないです笑

2日目までの最高記録は20回ほどでしたが、今日はなんと一気に50回以上に!みんなから拍手があがっていました。

こんな小さな事でもすごく達成感があります。僕の人生で、こうやってみんなと笑いながら、何かを達成したってほとんどなかったですから。楽しいだけでなく、嬉しいです!

そしてストレッチ。20分ほど時間をかけて、じっくり体を伸ばします。これまた気持ちいいし、すごくリラックスできます。僕は人前だと、つねにどこか緊張感があって体が固くなるんですが…

人前なのに不思議とリラックスできています。

ナビゲーターの先生がめちゃくちゃ優しくて面白いし、安心感があるので、その影響が大きいのかもしれません。

長く一般就労できてない僕ですが、この先生のような人が職場にたくさんいるなら、今からでも働けそう?笑

呼吸法から、実際の発声練習

そして次は、いい声を出すための呼吸法と、実際に発声する練習をしました。「いい声」とは、相手にしっかり届く声。「相手に優しく触る」声です。

声とコミュニケーションついてはかなり学ぶ事が多かったので、別に記事にしました。

ぜひそちらを読んで頂ければと思います。

https://taiyou-ao.com/communication-up/3602.html

即興演劇

そして最後のワークは…なんと即興の演劇です。

まず最初に、二人一組になります。その後、演劇のテーマが与えられ、それに沿って即席の物語を構築し演技をするというもの。

与えられたテーマは、「ただいま&おかえり」でした。

ただいま、おかえりのセリフを必ず演技の中に入れるのが条件。そして、「ただいま・おかえり」の言葉以外は言ってはダメ、残りは全てジェスチャーで演技をするんです。

「ただいま」と「おかえり」を軸に、オリジナルストーリーを作って演技をするという訳ですね!

二人の関係性、その場の状況、季節、時間帯などは自由に考えていいので、シナリオを作る楽しみもあります。

最初に、先生が見本でオリジナルストーリーの演劇を見せてくれました。

「家に帰るのが遅くなった娘と、それを心配して待つ父親の物語」でした。

この演技が…本当にすごかったです。一つ一つの動作だとか、間合いの取り方だとか、さすがプロの俳優さん。まるで、見えないものが見えるかの様な錯覚を覚えるほどでした。

演劇のシナリオを考える

ということで、僕もお相手とオリジナルストーリー作りを開始します!お相手は、男性の参加者さんでした。

二人で意見を出し合って、どんな「ただいま」と「おかえり」にするか考えます。なんか、ガラスの仮面感が出てきました笑

演劇ワーク1日目にも即興演劇をしましたが、今回の方が難易度が高めです。ストーリーとかシチュエーションとか、全て考えないといけないですからね。

思いついた一つの案を話してみました。それが、「ケンカした夫婦の仲直り」というもの。

・ささいな事でケンカしてしまった夫と妻。

・会社の帰り、夫は仲直りのために、小さな花束を妻に買って帰ることにした。

・ただいま。…おかえり。

・そして沈黙、気まずい空気が流れる。そこで夫は、買ってきた花束をそっと妻に渡す。果たして二人は仲直りできるのか……?

というストーリです。

衝撃の演出を入れてみた

このストーリ、相手も面白がってくれて、これでいく事にしました。

僕が夫、相手が妻(男性だけど)の役で演技することに決定。

それにしても物語の最後ははどうしよう?やっぱり、仲直りして、笑顔でストーリを終えましょう!ということで、ラストシーンを二人で考えます。

そこで…僕は、思い切った大胆な演出を持ちかけてみました。

「最後、ハグしてみませんか??」 

ええ、男同士ですが笑 でも、相手もOKしてくれました。

そして本番。僕と相手は、事前の打ち合わせ通りに、演技をして。最後は仲直りのハグを。

結果……… みんなに大ウケでした。 

ケンカした夫と妻の仲直りというストーリーも、バッチリみんなに分かってもらえて、けっこう伝わるものだなあと思いました。何とも言えない達成感がありましたね。

まとめ:人との関りに、ひきこもり脱出のヒントがある

こうして、3日目の演劇ワークショップも無事終了。帰り道、今日1日のワークを振り返っていました。

回を重ねるごとに、どんどん楽しくなってきている。演劇も楽しいし、先生や他の参加者と話すのも楽しい。

人と関わる事に不安を感じる僕なので、とても不思議な感覚です。

ですが今、人と関わることが楽しく、もっと人と関わりたいなと思ってきている自分がいる。さらに、いつもは人からどう思われるかばっかり気にしてるのに、今日はそれがあまり気にならないんです。

だから、ハグしてもいいですか?なんて言えたのではないかなと思います。

もしかしたら、対人関係の怖さは、対人関係の中で癒されていくものかもしれません。

引きこもりの人は、人が怖くて関われない人って多いと思います。以前の僕も、ずっと家にいて、人が怖くなくなってから人と関わろうと思っていました。

ですがその怖さは、家で一人でいても消えるものではないんです。むしろ人と関わることでしか、克服できないものなのかも。

対人恐怖を克服する最も効果的な方法は、人と関わる事……??そんな事を考えながら、帰途につきました。

次は4日目、早くも最終日。せっかく楽しくなってきたのに…少し寂しいですね。

(この記事の3つのまとめ)

①演劇ワークショップで、人と関わるのが楽しくなってきた

②即興演劇では、相手とシナリオを考え演技をし、達成感があった

③対人関係の不安を克服するには、人と関わる事が一番かもしれない

太陽