気づき

元ひきこもりが鬼滅の刃を観たら、人生がものすごく変わった話

太陽です。

現在、空前のブームになっている鬼滅の刃。劇場版も公開されていますし、鬼滅の刃の情報を見ない日は無い程ですよね。

僕は最初、鬼滅の刃に全然興味はありませんでした。

ネットでも鬼滅の刃の特集がやっていたし、社会現象になっているのは知っていましたが、自分には関係ないと思っていました。

だけど、Amazonプライムで無料でアニメを観れる事を教えてもらって、『ちょっと観てみようかな…』と軽い気持ちでアニメを観てみたんです。そしたら…!ものすごく感動して、見事にハマってしまいました笑

そしてこの鬼滅の刃。ただ面白いだけじゃなく、人生を生きていくために大切な事を教えてくれる作品だと思ったんです。

今では、一日の心の支えみたいになっています。

今回は、元ひきこもりの僕が感じた鬼滅の刃と、そこから得た3つの気づきについて書いていきたいと思います。この記事はあくまで僕が感じた事なので、全ての人がそう思う訳ではないという事は明記しておきます。

目次

気づき1:人生をもう少し頑張ってみる

僕は元ひきこもりという事もありますし、人生が生き辛い時期がとても長いです。

今現在だって、生きてるのが辛い事の方が多いです。ちょっとしたことで傷つくし、対人関係の怖さや不安もずっと残っています。

さらに、こんなに苦しいのは自分だけだ、誰もわかってくれない…と感じ、生きていることがむなしくなってしまう。生きるのは苦しみばかりなのに、しかも逃げられない。

こんな事を書くとあれですが、苦しみから解放されるのは死ぬ時なのかなと思います。そう考えると、死は救済だよな…なんて考えたりしてしまうんですよね。

ですが鬼滅の刃を観て、意識が変わったんです。『人生もう少し頑張ってみようかな…』と思えたんです。

鬼滅の刃には個性のあるキャラクターがいっぱい登場しますが、みんなそれぞれ、悲しい過去とか苦悩とかを抱えてるんですよね。

そして悲しみや苦しみに打ちひしがれながらも、前を向いて、精一杯今を生きている。

その姿を見ていると…きっと苦しんだり悩んだりしてるのは自分だけじゃない。みんな一生懸命人生を生きてる。そう考えたら、『僕ももう少し頑張ってみようかな…』という気持ちが湧いてきたんです。

なんて言うか…人って、人生に何か特別な事を求めてしまいがちですよね。

しかし、もしかすると、ただ生きているという事だけで、ものすごく特別なんじゃないかと思いました。

気づき2:今は、みんなが生き辛い時代

僕は冒頭に書いたように、最初は鬼滅の刃が社会現象になっているのは知っていたけど、自分には関係ないものだと見ていました。そこにはある種の先入観があったと思っています。ブームに乗るのって何か恥ずかしい事、みたいな先入観です。

ですが、実際に観てみると人気の理由が分かりましたし、考え方が180度変わったんです。

鬼滅の刃がここまでの社会現象になった理由、それは「時代が求めているから」だと思いました。

社会現象にまでなる程のものって、その時代が欲しているものが具現化されていると感じるんです。

改めて今の時代を考えてみると、あなたも生き辛く感じる事がありませんか…?

新型コロナが発生し、この先どうなるか分からない状態ですよね。それだけじゃなく、どんどん貧困の割合が高まっているとか、温暖化で世界がひどい事になるとか。ものすごい災害がやってくるとか。

もしかしたら近い将来、世界が無茶苦茶になる可能性だってある訳です。

それに、どんどん人の絆も失われているというか、人の心がギスギスしてるような気がします。

僕自身、引きこもり経験も長く、将来についての見通しは暗く、明るい気持ちは持てません。生きてるのが辛いと感じる時の方が多いです。

はっきり言って、今は生き辛い世の中ですよね。

だからこそ、鬼滅の刃のメッセージがみんなに届いて、こんなに人気になった。

精一杯、今を生きる。心を燃やす。

きっとみんな、生き辛さを漠然と感じているのではないでしょうか。鬼滅の刃人気は、生き辛さの裏返し。

社会現象になるようなものは、現代の状況を表し、それと向き合うためのメッセージがある。なので、僕も今後は先入観にとらわれず物事に接してみようと思いました。

気づき3:本当に怖いのは、鬼ではなく人間

鬼滅の刃は、悪の存在としての「鬼」が出てきます。中には、ものすごく残忍な鬼とか、怖い鬼も出てきます。

ですが鬼滅の刃を観て、本当に怖いのは鬼ではなく人間だと思いました。

正確には、「人間の無意識」です。

人間って条件がそろえば信じられないくらい残酷になるし、世界史なんて殺戮の歴史ですよね。

鬼滅の刃に出てくる鬼って、もともとは人間です。人間は弱い生き物ですよね。とても弱いからこそ、不安になる。そして残酷になる。その姿は、鬼そのもの。

でも、人間が残酷になるのは、弱さや不安の裏返しなんじゃないかと思うんです。

でも本当は、残酷になりたい人間なんていないはず。それが残酷になるのは、人間の心の弱さというか、無意識に自分を守ろうという反応ですよね。つまり、人間の心に鬼が棲みつく無意識の瞬間があるのでは…と考えました。

その無意識こそが「鬼のすみか」なのではないか?と思った訳です。

僕の心にも鬼が棲みつく無意識の瞬間があるかもしれない。

僕はひきこもりが激しかった20代前半の頃、人生に絶望して自死を図った経験があるのですが、あの時は心が絶望の鬼に囚われていたのかもしれません。

なので、自分の心に鬼が来ていないか、意識しながら生きようと思いました。

まとめ:鬼滅の刃は勇気をくれた

鬼滅の刃には、生き辛い人生を生きていくための多くのメッセージがあると思いました。

僕は元ひきこもりゆえに、人生において「自らの存在」や「苦しみ」を考えることが多かったせいか、鬼滅の刃もそういった目線で観ていました。

人生をもう少し頑張る、もう少し強く生きるためのヒントがいっぱい詰まっている作品だと思います。

僕も、人生色々あるけど、もう少し頑張ってみようという勇気をもらえました。

もし興味があれば、ぜひ観てみてはいかがでしょうか?きっと、あなたの人生の助けになってくれるのではないかと思います。

【この記事の3つのまとめ】

①鬼滅の刃には、生き辛さと向き合うメッセージが詰まっている

②人生は基本苦しいけど、もう少し頑張って生きてみようと思った

③自分の無意識にある心の弱さが鬼と化さないよう気を付ける

太陽