引きこもり支援団体

引きこもり支援団体のプログラムは意味ある?現役スタッフが紹介します

太陽です。

引きこもり支援団体の現役のスタッフである僕が、支援団体について詳しくご紹介するシリーズ。

今回は、支援団体で行われているプログラム活動についてです。

支援団体でのフリースペース以外の活動内容は?

プログラムには本当に意味がある?

どんな効果が期待できる?

などについて書いていきたいと思います。

なお、支援団体の一番大切な機能であるフリースペースについては、こちらをご覧ください↓↓

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目次

支援団体の活動を一部ご紹介

僕のいるひきこもり支援団体での活動を、一部紹介します。

農作業

僕のいる支援団体では、屋外での農作業を実施しています。実際に畑を借りて、そこで野菜を作るんです。

屋外でのプログラムは、自然と触れ合う事で精神が安定しますし、日光を浴びながら作業をするので生活リズムが整う効果も期待できます。

料理

調理実習で料理を作り、みんなで食べるというプログラム。

本格的なお菓子なんかも作っています。

このプログラムのいい所は、料理を作ることがそのまま日常にも使えますし、後々の一人暮らしの練習にもなる所ですね。

作った料理を美味しく食べるという楽しみもあります。

レクリエーション

休みの日にみんなでお出かけするというイベントです。これまで、動物園や水族館・有名なお寺などに行きました。

いつもは支援団体のフリースペースなど、決まった場所でしか会わないメンバーさんと色々な所に出かけて活動します。新鮮ですし、楽しみながら人間関係の練習にもなります。

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プログラム活動の3つの効果

効果1:コミュニケーションの練習になる

プログラム活動は、あらかじめやる事が決まっていて、その作業がメインになります。コミュニケーションも作業についての会話が多いです。

作業に集中できるので無理に話さなくても大丈夫ですし、コミュニケーションのハードルは実はあまり高くないんですね。

プログラム活動をしながら、コミュニケーションの練習もできるんです。

効果2:小さな成功体験ができる

引きこもりの人は、自己肯定感があまり持てない人が多いのではないでしょうか?

自分で自分の頑張りを認められなかったり、自分にダメ出しばかりしてしまう…

その結果、ますます自己肯定感が薄くなってしまうという悪循環に陥る人もいると思います。

そんな人に体感してほしいのが、【小さな成功体験】です。

本当に、わずかな成功でも構わない。小さな成功体験を積み重ねていくことが、自己肯定感にもつながるんです。

支援団体でのプログラム活動では、その日の目標があり、作業をしてそれを達成する…という流れになっているのですが、これこそが小さな成功体験そのものなんですね。

例えば料理を作るプログラムでも、みんなで調理作業をして料理を作り、みんなで食べる。

農作業では、野菜に水をやったり、種をまいたり、収穫する。

それをやり遂げたなら、立派な成功体験になります。

成功できれば、そこに必ず達成感がある。達成感が自己肯定感を育てる鍵になります。

つまりプログラム活動には、自己肯定感を育てる効果があるんです。

効果3:活動する体力が付く

プログラム活動は、結構やる事が多いので、エネルギーも必要なんですよね。

引きこもりの人は、外に出て活動するエネルギーが少なくなっている人も多いと思います。ですがプログラムに出ていると、それだけで体力を上げる訓練になるんです。

最初は疲れるかもしれませんが、続けていく事でだんだん体力がついてきて、活動の幅を広げていけます。

注意点

このようにプログラム活動にはものすごく効果があるのですが、いくつか注意すべき点もあります。

注意点1:無理なくやる事

これは一番大切な事だと思います。やはり引きこもりの人は、対人関係が苦手だったり、活動する元気が少ない人も多いと思います。

そんな状態で無理をすれば、また引きこもりに戻ったり、余計に悪化してしまう可能性もあるかもしれません。それでは、元も子もありませんよね。

自分が無理なく動ける範囲で活動することが大切です。

注意点2:ある程度続けてみる必要がある

小さな成功体験を積むのも、体力をつけるのも、ある程度時間がかかると思います。

1回や2回の参加では、もしかすると効果を感じにくいかもしれません。

ある程度の期間続ける事が大切だと思います。続けているうちに、変化を実感できるはず。

ただし、無理のない範囲で続けることがやはり大切です。そのためにも、自分に合った支援団体を見つける事が大切。

注意点3:支援団体によってプログラムが違う

支援団体によって、活動の内容は違います。

勉強に力を入れている団体とか、芸術系のプログラムが多かったりとか、スポーツをしたりとか。各団体に特色があるんですね。

なので、その支援団体がどんな活動をしているのか、どんなプログラムを行っているのかを調べてみて、自分に合ってそうな所を選ぶのが大切だと思います。

まとめ:継続すると必ず効果がある

以上が、引きこもり支援団体でプログラム活動をして得られる効果でした。

どんなに小さな事でも、コツコツ続けていく事で力になり、必ず大きな効果が生まれます。

積み重ねが大切です。引きこもり支援団体での活動も、積み重ねる事でかなり大きな効果を期待できると思っています。就労にもつながっていく力になります。

僕自身も引きこもり支援団体に通いながら、少しずつ体力をつけて、コミュニケーションの練習もして、引きこもっていた時には考えられないほど元気になりました。

今後も積み重ねの力を意識しつつ、更に活動の幅を広げていきたいと思っています。

【この記事の3つのまとめ】

①引きこもり支援団体のプログラムには、就労にまでつながる大きな効果がある

②無理をして悪化しては元も子もないので、無理のない範囲で活動する事が大切

③小さなことでも積み重なれば大きな力になる。継続していこう

太陽