太陽です。
あなたは普段、どんな感じで人に接していますか。愛想よくしていますか?あまり意識していない人も多いのではないでしょうか。
それでは、あなたの周りにいる人を思い浮かべてみてください。愛想のすごく良い人、ぶっきらぼうな人、愛想の悪い人…いろんな人がいると思います。
今回はそんな「愛想」についてのお話です。
結論を言ってしまうと…愛想を良くする事は、生きていく上でものすごく大切な事なんです。
このブログの目的は、引きこもりを脱出して【楽しく生きれる】ように情報をお届けしていく事。一見すると、愛想を良くする事とは全く関係がないように思えますよね。
ですが実は、とても深いつながりがあるんです。愛想を良くすることで、人生をプラスに変えていくことが出来るんです。
目次
宅配便のお兄さんが、めちゃくちゃ愛想が悪かった
なぜ愛想を良くすると、人生をプラスに変えれるのか?愛想を良くするとどんな良い事があるのか? それらをお話しする前に、つい最近僕が体験した、愛想に関するエピソードをご紹介します。
とある日の午後…マンションの部屋にいた時の事。 インターホンが鳴りました。
応答してみると宅急便の配達の人みたい。どうやら、アマゾンで注文した商品が届いたようです。早速受け取りに、玄関先まで行きました。 ……が、問題はここからです。
玄関を開けると、某有名宅急便の会社のユニフォームを着た、20代後半くらいのお兄さんが立っていました。ちょっと不機嫌そうな顔をしていて、手には大きめの段ボールの箱を抱えています。
その人は僕を見るなり、スマホくらいの大きさの電子機器を僕に渡して、たった一言こう言いました。
「サインを。」
初めて見る機械だったため、どう使うのか分からず、使い方を聞いたのですが…その人はまたたった一言、こう言ったんです。
「指で。」
どうやら、指先で自分の名字を書き込むタイプのサインなのですね。
この時から、『最初から教えてくれればいいのに。なんか愛想の悪い人だな』と思いました。しかも「サインを」「指で」って。もう少し言い方を変えた方が良いのでは?問題はさらに続きます。
サインを終えるとそのお兄さんは、無言で僕に段ボールを押し付けるように渡してきたのですが… この段ボールがけっこう重たかったんです。
それを知らず、軽い荷物かと思って持つといきなりズッシリきて、二の腕の腱がピキピキと痛みました。
ちょっと!こんなに重たいなら、「重たいですよ」とか「気を付けてください」とか言ってくれない!?と思ってしまいました。
「けっこう重たい荷物じゃないですか。」とそのお兄さんに言うと、無言のままくるりと背を向けて、走り去ってしまったんです。
愛想が悪いと、知らない所ですごく損をしている
そのまま荷物を玄関まであげて、一息ついたのですが… 正直、あまりの愛想の悪さに、思わず「なに、さっきの人!感じわっる!!」とつぶやいてしまったほどです。
宅配便のドライバーは荷物を運ぶのが仕事ですから、きちんと届けてくれればそれで良いのだけど、あまりにも感じが悪かった。
一歩間違えれば、ギックリ腰になっていたかもしれません。軽く怒りを覚えました。
それと同時に、ものすごくもったいないな…とも思ったのです。たった一言、「重たいので気を付けて下さい」と言ってもらえれば、こちらも気を付けるのに。もう少し愛想を良くすれば、それだけで印象が全然違うのに…と思いました。
そして、こんな風に愛想の悪い人って、【見えない所ですごく損をしている】んです。
例えば、あなたにもこんな経験がありませんか?
・コンビニで買い物しようとした時。『そういえば、あそこの店員、めっちゃ愛想が悪かったな… 別のコンビニにしよう!』
病院に行った時。お医者さんの愛想があまりに悪くて、『もう二度とここには行かない!』
逆に、店員が明るくて愛想が良い人なら、またそこで買い物しようかな…と思ったり。愛想が良くて、しっかり診察してくれるお医者さんなら、次からはそこに行ったり。
これって、愛想一つで、ものすごく差が出ているんですよね。
ほんの少しの愛想で、天と地の差が生まれる
その宅配便のお兄さんの愛想の悪さ、さらに話の続きがあります。
段ボールを開けて商品を取り出した所、なんと少しへこみがあったのです。使用には全く問題のないレベルでしたし、大騒ぎするほどのものではありません。
ですが僕はそこで、またしてもこう思ってしまったんです。
『きっと、あのお兄さんが荷物を乱暴に扱ったに違いない!』
『あの運送会社のドライバーは、みんなこんな風に愛想が悪いに違いない!』
もし、ドライバーのお兄さんがすごく明るく愛想が良くて、「重たいので気を付けて下さい。よろしければ玄関までお運びしましょうか?」と色々気遣ってくれていたとしたら…?絶対にそのように考えなかったでしょう。
『商品がもともとへこんでたのかも?』『こんなことも、たまにはあるよね』と考えたと思うんです。
この2つの考え方を比べてみてください。天と地ほどの差があると思いませんか?
恐ろしい事に、この天と地ほどの差が、ほんの20秒ほどの愛想の良し悪しで生まれているんです。
わずかな差が、ものすごい差となって表れてくるのです。
愛想を良くした方がよい3つの理由
愛想を良くすることが、後々すごい差となって表れてくることは分かって頂けたと思うので、次は具体的にどんなメリットがあるのか?愛想を良くすることをオススメする3つの理由ご紹介したいと思います。
1:心に余裕が生まれる
相手に愛想よくしようと思うと、自分の心に余裕がなければできないもの。せっぱ詰まってカツカツの心では、なかなか相手を気遣ったりできないですよね。
意識して愛想を良くする事によって、だんだん自分の心に余裕が生まれてくるのです。そうすると、相手の立場に立ったり、優しく接することが出来るようになります。
2:印象がとても良くなる
とても明るくて愛想が良い人を悪く思う人って、なかなかいないですよね。
明るい心というのは相手にも瞬時に伝わるもの。愛想を良くすることで、相手からの印象が全く変わってきます。
それを続けていると、だんだん信頼感にもつながってくるので、男性女性問わず、『素敵な人だな』と思ってもらえるようになります。つまり、モテるようになるのです。
3:自分の気持ちをコントロールできるようになる
これが3つのメリットの中で、一番大きなものだと思います。
愛想を良くする=相手に優しく接しているうちに、だんだん自分の心も上向いてきて、調子が良くなってくるんです。
心に余裕がない状態でも、意識して愛想を良くすることによって、だんだん余裕が生まれてきます。そうなると、他人に対してだけでなく、自分自身にも愛想を良くすることが出来るようになります。
自分で自分を褒めれるようになりますし、例えしんどい時でも自分に優しくすることが出来るようになる。自分の気持ちをコントロールできることにまでつながってくるんです。
愛想がひきこもり脱出にも関わってくる
僕は、愛想=思いやりだと思っています。これはひきこもりの家庭にも当てはめることが出来るし、引きこもり脱出にもすごく効果を発揮すると考えているんです。
家庭内で愛想がない状態がずっと続くと、とても重たい雰囲気になってきます。お互い、【話したくても話せない】という状況になってしまうんです。
ひきこもっている子どもと親がぎくしゃくしている家庭って、信頼関係が崩れている状態なんですよね。
そうすると、子どもが引きこもりを脱出することが、より困難になってしまうんです。僕のひきこもっている時も、まさにそんな状態でした。
そこに、少しずつ愛想、思いやりの気持ちを持ち込むことによって、家族の関係を変化させていくことができる。愛想は、人間関係の潤滑油みたいなもの。僕がサポステの相談員さんと毎回している「雑談」も、ある意味愛想と言えると思います。信頼関係が崩れてる家庭では、雑談がないんです。
(詳しくは、サポステの記事を読んでみてください↓↓)
https://taiyou-ao.com/category/youth-support-station
最初は勇気がいるかもしれませんが、お互いがほんのちょっと思いやりの気持ちを持てると、家族関係はものすごく変化し、ひきこもり脱出にもつながってきます。
愛想を良くすることから、信頼関係の土台を作ることが出来るんです。
まとめ:自分自身のために、愛想を良くしよう
愛想を良くすることで、プラスの循環が働き、世界が変わっていくという今回のお話でした。
でも、今の時代すごくせっぱつまっていて、愛想を良くしようと思ってもなかなかできない、という人も多いと思います。
それだけみんな、心に余裕のない人が多いのではないでしょうか。引きこもりが増え続けているのもそのあたりに原因があると思います。
ですが、余裕のない今の時代だからこそ、意識して愛想を良くして欲しいと思うんです。
愛想を良くするって、「他人のために」しなければならないと思うと、やりにくいイメージになってしまいますよね。でも、本当は違うんです。愛想って、「自分自身のために」良くするものなのです。そうすれば、結果的に他人にも優しくできるようになり、プラスの循環になっていきます。
ぜひ、自分自身のために愛想を良くする、ということを意識して、あなたが始めてみて下さい。
太陽