お金の話

知っておかないと大変!30代になったら相続の準備を始めた方がいい理由

太陽です。

生活に根ざしたお金の専門家・ファイナンシャルプランナー(FP)さん。

そのFPさんに引きこもり支援団体に月1回来て頂いて、メンバーさんと一緒にお金について学ぶ「お金の勉強会」第6回がありました。

今回の話題は、「相続」についてです。

相続というと、『まだまだそんな時期ではない』と思われる方がほとんどだと思います。

僕自身もまだ30代だし、僕の親も60代だし、今の所関係ないかな…と思っていたんです。

しかし!全くそんな事はありませんでした。30代・40代の人でも、できれば今すぐにでも話し合わなければならない大切な事でした。

年齢に関わらず、相続について知っておくことは非常に重要。

今回も、かなり学びの多い勉強会となりましたので、情報発信していきたいと思います。

相続って、そんなに大変なものではない?

相続というと、あなたはどんなイメージをしますか?

ふつう、「親が亡くなったとき、残された財産を残された家族で分配する」…くらいのイメージなのではないでしょうか。

僕もそのように思っていました。

とても悲しい事ですが、いつか必ず親は亡くなる時はきます。その時に、親の残してくれたお金や不動産などがあれば、家族で分けることになるのかな・・・と。

相続に関してはそれ以上でも以下でもなく、そんな大変そうなイメージはありませんでした。

お金持ちの家などでは遺産相続をめぐってモメたり、ドラマや小説なんかでは、資産家の親の残した遺産や後継ぎをめぐって家族間でドロドロした骨肉の争いを繰り広げる…などという話もありますが、

普通の一般家庭ではあまり縁のない話しですよね。

なので、もしも相続の時になっても、そんなに困る事なんてないだろう…って思っていたんです。

ですが、相続に関してしっかりと準備が出来ていなければ、ものすごく苦労する事になるということでした。

相続に関するチェックシートをやってみた

ここで、FPさんから1枚のプリントをもらいました。相続のチェックシートとあって、相続に関するチェック項目が書いてあります。例えば、

・相続人の仲が悪い  ・借金が多い  ・再婚している  などなど。

そのチェック項目が約30項目あります。

FPさんは、相続に関する相談や以来を受けた時、まずこのチェックシートをやってもらうとのこと。それによって相続にどんな問題があるか、準備はどうすればよいかをアドバイスするそうです。

このチェックシート、いったい何をチェックするものかというと・・・

30に及ぶチェック項目のうち、「1つでも該当」すれば、相続に問題が起きる可能性があり、相続について考えなければならないという事です。

30項目のうち10項目以上なら問題ありなのかな、と考えてたのですが、わずか1項目でもあれば問題が発生する可能性があるとは…

この時点で、『相続ってもしかしてけっこう大変なのかも?』という予感が頭をよぎりました。

人が亡くなると、まず最初にしなければいけない事

さて、話は実際の相続に移りました。

相続をする状況になるということは、誰か家族がなくなったという事です。

(この記事では、親が亡くなったと言う前提で書いています)

FPさんいわく【人が亡くなる】ということは、悲しいのはもちろんのこと、かなり大変だということでした。

なぜかというと・・・人が亡くなると、相続のためにやらなければいけない事がとてつもなく多いからです。

特に、家族が亡くなってから7日以内に【死亡届】と【火葬許可】を、役場に届け出ないといけなくて、それが精神的にかなりきつい。

しかも、家族との別れを惜しんで悲しんでる間もなく、亡くなった瞬間からすぐ行動を起こさなければならないという事です。

年を取って衰弱し、ゆっくり亡くなっていく場合はまだ心の準備をする事ができるけど、突然亡くなった場合、人はパニックになってしまうそう。

【死亡届】【火葬許可】この2つが最初の山場になる…とおっしゃっていました。

人が亡くなってやるべき事、こんなにたくさんある

親が亡くなると、他にもやるべき事は本当にたくさんあります。

・親の名義のものを変更する  ・親の年金を止める  ・遺族年金の請求 など。

親の名義のものを全て変更しなければいけなかったり、親が年金をもらっていれば速やかに年金受給者死亡届を出さなければいけません。

死亡届も火葬許可も名義変更も年金停止も、全て相続に関係してくる事です。

時々、親の死亡届を出さず、何年も年金の不正受給をしていた・・・というニュースがありますが、バレたら全て年金を返還しなければなりません。

人が亡くなるというのはただ相続の問題ではなく、法律も関係してくる問題です。

つまり相続とは、親の残した財産を受け継ぐ…だけのものではありません。

残されたものの務めとして、必ずやる責任があるのです。

こんな事を全然知らなかったので、FPさんに教えて頂いてとても勉強になると同時に、『知らないと怖いな…』と思いました。

相続について、親と話し合っておく事が大切!

こんな風に、残されたものの責任として必ずしなければいけない相続に関する雑務。かなり大変そうですよね。

ですが実は、【事前の準備】をしておく事で、実際に家族が亡くなってからの大変さが全然変わってくるそうです。

事前の準備といっても、特別なものではないんです。前もって、「親と相続について話しあっておく」ということです。

親の持っているものについてぱっと答えられる人が、どのくらいいるでしょうか?きっとかなり少ないのではないでしょうか?

・親がどのくらいのお金をもっているのか?

・株や不動産など、どんな資産を持っているのか?

・逆に借金はどのくらいあるのか?

・お金を預けてる銀行の口座と暗証番号  

などなど。

これらを知らないと、いざ親が亡くなったときに本当に困るそうです。

特に、60歳以上の年代の人になると、自分の持っているお金について隠したがる傾向が強いそう。

以前の勉強会で、日本人は「お金が汚いものだと思っている」と考える人が多いと教えてもらったのですが、相続についても同じなんですね。なかなか子供にお金について話さない人が多いんです。

ですが…相続についてきちんと親と話し合っておかないと、残されたものはパニックになるかもしれませんし、争いが起きるかもしれません。

最近多い、ネット関係の相続トラブル

特に最近多いのが、フェイスブックやツイッターなどのSNSやネットバンクなど、【インターネット関連】の問題が非常に多いそうなんです。

例えば、親が知らない間にネットバンクを作ってて、どうやらお金があるらしいのだけど・・・パスワードや暗証番号が分からず、手を出せなくて困っている、など。

自分の親の口座だからパスワードを教えて欲しいと言っても、銀行側は「個人情報の保護」の一点張りで教えてくれません。

現代ならではの問題といえそうですね。

こんな風に、事前に親と話し合いをしておいて、パスワードやIDを含めて情報を共有しておくことが非常に大切です。

借金は相続しないくていい。相続放棄できる

遺産というと、お金や株式・不動産など、有益なものばかりを想像しがちですが…

実は借金も、れっきとした遺産なんです。

つまり、親の遺産を相続すると言う事は、親の借金も相続すると言うことなんです。

なので親の借金について知っておくこともすごく大切です。

ですが借金は、【相続放棄】という法律があり、相続しない事が可能なんです。

例えば、親の銀行口座に1000万円あったとしても、借金が3000万円あったとしたら相続放棄する方が絶対良いですよね。

相続放棄は、司法書士または弁護士を通じて、3ヶ月以内に家庭裁判所で手続きをしなければなりません。

こんな事もあるように、隠さずに話すのは親側の責任かもしれません。

親と子、両方に責任があると感じました。

お金ついて教えたくない頑固な親に関しては、言い方を考えながら「教えてもらわないといざという時困る」と何度もアプローチして、だんだんその気にさせていって下さい、とFPさんがおっしゃっていました。

遺言書・遺産分割協議書を作っておく

いざ親が亡くなっても、慌てたりモメたりしないために、遺言書をみんなで立ち会って作っておく事もすごく有効だそうです。

遺言書ってただ書けばよいものではなく、法的な効力を持たせるためにはきちんとした作り方があるそう。

また遺言書の他にも「遺産分割協議書」という重要な書類があります。

これも法的な効力を持つもので、これを作っておけば後々すごく助かるそうです。

例えばもし親が亡くなった時、銀行はすぐに親の口座を凍結し、勝手に引き出せなくしてしまうそう。

この時に遺産分割競技所があれば、凍結を解除できるんです。

行政書士にお願いして作成する事ができるので、可能であれば早めに準備したいものだなと思いました。

親が元気なうちに話し合っておこう

このように親と話し合うことの大切さをFPさんから教えてもらいましたが、この話し合いは

『親がまだ元気なうちに話し合っておく』事も重要だということです。

親が病気になって、体が弱ってしまってからでは、話し合うタイミングとしては遅すぎる…ということでした。

なぜかというと、まだ元気なうちは冗談を言い合ったり笑って話せるけど…

もし病気や寝たきりなどになってからでは雰囲気的にとても話せる状況ではないし、体力的にもきついということです。

その結果、相続について言い出せず、話せないままになってしまう可能性が高くなるのです。

そうなる前に、話し合う事が大切ということでした。

先ほどの、相続について話すと「親を殺す気か~!」と言われてしまったメンバーさんの家庭は、まさに今が話し合いをするタイミングなのではないかなと思いました。

この記事のまとめ:相続の話は、早め早めが大切!

以上が、今回のFPさんとの相続に関するお金の話でした。

相続は親の遺産を受け継ぐだけ、と思っていたので…こんなにたくさんやらなければいけない事が驚きでした。

相続に対する見方が全く変わりました。知っておくことが、力になります。相続に関する大切な事をまとめてみました。

・親と遺産や相続について話し合い、情報を知っておく

・親がまだ元気で若いうちに話し合って、準備しておく

・普段から親と何気ない会話をしておいて、親との関係作りをしておく

この3つかな、と思いました。

FPさんの、「親の相続についてきちんと聞いて知っておくのは子の仕事」と言う言葉が印象的で、それが今回の勉強会の全てだと思います。

毎回ものすごく勉強になる、FPさんと学ぶお金の勉強会。

役立つ情報があれば、またお届けしていきたいと思います。

あとがき:太陽家の相続事情

僕の家では、これまではお金の話なんてした事もなかったのですが、親が最近変わりつつあるのを感じています。特に父親はもうすぐ70歳になる事もあるのでしょうか。

両親で終活の準備のセミナーに行ったりしているみたい。

父親から「あと3年後くらいに【家族会議】を開いて、親亡きあとの遺産相続や不動産の扱いについての話し合いの場を持ちたい」と、こないだ言われました。

太陽家もいよいよそんな時期にさしかかっているのか…と、すごく複雑な気持ちになると同時に、頑張って自分がしっかりする事が一番大切と感じました。

引きこもりや、それに関する問題だらけだった太陽家でしたが、この機にみんながハッピーに全て丸く収まるよう話し合いたいと思っています。

太陽