お金の話

引きこもりで年金支払えなくても大丈夫!「免除」制度を活用しよう

太陽です。

今日は仕事はお休み。その休みを利用して、国民年金の手続きに市役所に行ってきたんです。

今回は、引きこもりと年金について、書いてみたいと思います。実は年金について、とっても重要な情報があるんです。

これを知っているのと知っていないのとでは、後々すごい差が出てきます。

目次

引きこもりの人、年金どうしていますか?

引きこもりとお金の問題で悩んでいる方は、とても多いのではないでしょうか?

国民年金の支払いも、その1つではないでしょうか?

毎月、だいたい16,000円ほどの金額を納付しなければなりません。決して安くはないですよね。

特に引きこもっている方にとって、とても厳しい金額だと思います。親御さんが払ってくれている家庭もあると思います。僕も、20代の半ば~後半にかけて、親に払ってもらっていました。

中には、「自分には払えない、お金がないものは仕方ない」…と、何もせず放置してしまっている方がいるかもしれません。

ですが・・・この、年金について何もせず放っておくというのは…実はとても危険なんです。

年金を納めず放置しておくと、どうして良くないか

何もせずに放置しているのは、いわゆる未納と呼ばれている状態。

未納を続けていると、「早く支払って下さい」という督促状が届き、それでも放置していると、やがて最終通告がきて、「財産差し押さえ」という事になってしまう可能性があるんです。

それに未納という状態は、年金の記録が全く残らないので、将来的にもらえる年金がゼロという事になってしまいます。年金ゼロを避けるためにいろいろ取れる手段があるのですが…未納だと、本来取れたはずの手段すら、取れなくなってしまうんです。

『でも、払うお金がないのだから、結局どうしようもないのでは?』

『将来的にもらえる年金も無いし、意味が無い…』

と思ってしまう方もいるかもしれません。ですが、年金の制度を利用すれば、年金を納めていなくても、将来お金を受け取れる可能性があるんです。

それが、「国民年金保険料の免除」(以後、年金の免除)という制度なんです。

国民年金の免除制度、知っていますか?

年金の免除とは…

主に経済的な理由で年金を納めることが困難な人を対象に、年金の納付を免除する制度。

僕は現在は、引きこもり支援団体で週3日働いている事もあり、年金を納めているのですが・・・全額は少し厳しいんです。年金の免除の申請を行って、可能な範囲で払っています。

国民年金の免除には、

・全額免除

・4分の3免除

・半額免除

・4分の1免除

の4種類があります。例えば、全額免除について説明しますね。

全額免除とは、文字通り年金を全額免除してもらえる制度。全額免除だと、1円も払っていないので、もらえる年金もゼロ…と思われるかもしれません。

でも、そうではないんです。全額免除でも、年金手帳には全額支払った時の2分の1の金額で加算してくれるんです。

つまり…20歳から65歳までの間、ずっと全額免除をしたと仮定すると、年金を全く納付していないにも関わらず、年金額2分の1で計算されるため、全額納付したときの2分の1の年金を受け取る事が出来るんです。

同様に、

・4分の3免除は、8分の5の年金が加算される

・半額免除は、8分の6の年金が加算される

・4分の1免除は、8分の7の年金が加算される

という仕組みになっています。僕は現在、「4分の1免除」を申請して、4分の3の金額を納付しています。ですので、月々12,000円くらいですね。

免除申請は、毎年更新する必要があるのですが、その更新月が7月。それで今日は、国民年金の免除申請に行ってきた、という訳なんです。

ちなみに今年度は、「半額免除」「4分の1免除」の2つで申請し、審査して頂くことになりました。結果が出るのは3ヶ月ほど先なので、またお伝えしようと思います。

未納のまま放置している人は、すぐ申請に行ってみよう

このように、払うお金がなくても、年金について取れる方法があるんです。引きこもっていて、未納のまま放置しているなら、本当にもったいない。

なるべく早く市役所に行って、免除申請の手続きを行うことをオススメします。

でも、心がしんどくて外に出れない…人と話せない…という方もいらっしゃるかと思います。

そんな時は、ご家族の方に代理で手続きをしてもらう事もできます。

僕自身も未納期間があり、後悔している

僕の引きこもりは20歳から始まりましたが…20歳というと、ちょうど年金を払い始める年齢ですよね。

しかし、うつ病や対人恐怖で何も出来ず、また年金に対して何の知識も無かったため、そのまま放置を続けてしてしまったんです。

その結果、未納期間が3年ほどあり、全く手が出せなくなってしまいました。

僕自身もっと早く、この「年金の免除申請」について知っていれば、全然状況は違ったのに…と何度も思いました。

後日、引きこもりから脱出して支援団体でスタッフとして仕事を始めた時のこと。(すでに免除申請の事は知っていました)

すると、団体に通ってこられるメンバーさんに、やはり年金の制度について知らず未納を続けている方がいらっしゃったんですね。

なのでその方にすぐ、「年金の免除という方法がありますよ」と、お伝えしたんです。

そうしたら、早速免除申請に行って頂いて。「こんな方法があるなんて知らなかったです、ありがとうございました」と言ってもらえて、年金の知識が役に立った事があるんです。

年金を納めるお金が無くても、とても有効な手段があるということ、ぜひ知ってください。

次回は、年金の免除申請について、具体的にどんな事をするのか、どんな書類を書くのか、何を持っていけばいいのか等、僕も経験した詳しい申請方法についてお話しようと思います!

年金の免除申請のやり方については、下の記事をどうぞ。

引きこもりの僕が実際に行った「年金の免除申請」体験談と流れ太陽です。 今回は前回の続きで、国民年金のお話です。 (前回のお話、年金の免除についての記事は、こちらをぜひどうぞ。) ...

この記事のまとめ

・年金は、未納のまま放置するのが一番良くない

・年金の免除という制度がある

・引きこもりで未納を続けている方は、なるべく早く年金の免除申請に行こう

あとがき

こちらは今日も雨。梅雨の真っ只中ですね。ロードバイク大好きな僕にとっては、厳しい季節が続きます。

外に乗りに行けないのは辛い限り!次の休みは乗りにいけるかな?と、毎日天気予報とにらめっこです。

太陽