お金の話

働く事の意味ってなに?お金のためだけ?お金のプロに聞いてみた

太陽です。

今日は、ファイナンシャルプランナー(FP)さんとのお茶会の2回目。

(1回目の様子は、こちらの記事をどうぞ↓↓)

引きこもりにとって大問題のお金の話を、お金のプロに聞いてみた太陽です。 人生を変えるためには、自分の意識を変えなければいけません。引きこもりからの脱出も、意識を変えて、日々コツコツ生きること...

前回に続いて、お金のプロフェッショナルであるFPさんから、お金に関するいろいろな事をお聞きしました。その中でも印象に残ったのは…「働く事の意味って、なんだろう?」というお話。

引きこもりの人にもすごく関係がると思います…。

働かなければ…と思ってもなかなか働けない人が多く、仕事ってなんでするんだろう…って考えてしまう事、あるのではないでしょうか?

僕自身、これまでに何度も考えてきた事ですし、これから就職を目指すに当たり、最近さらに考えてる事。

そういう訳でとても興味深く、自らの仕事への思いを見つめるきっかけになった勉強会となりました。

目次

まずは、主なライフイベントにかかる費用のお話

まず勉強会は、人生で起こる主なライフイベント…それに大体どのくらいの費用がかかるの?という話題からスタートしました。

こちらの写真をご覧下さい。

主なライフイベントが書いてあります。

引きこもりの人に特に関係ありそうなのは、

 

・就職活動費

・老後の生活費

・介護費用

辺りではないでしょうか?それにしても、このプリントを見た僕の率直な感想ですが…

 『そんなにお金がいるの? ちょっとかかり過ぎなのでは』というものでした…。

就職活動費14万円。

結婚費用463万円。

老後の生活費、月26万円。

結婚にそんなにお金がかかるとはびっくりしました。

ライフイベントの費用を見た、他の方の感想

・やっぱり、高い!特に介護費用が高い。

・就活にけっこうお金がかかることを初めて知った。

・老後・介護費用が気になる、親の介護が心配

など、様々でした。

今回参加されたメンバーさんは30代前半から、40代半ばの人でしたが、

40代に入ると、老後の事も気になり始める人が多い感じでした。8050問題もありますし、引きこもりと親の介護は、僕自身もかなり身近な話題でした。

親亡き後の生活をどうするか。ひきこもりの大問題

僕も現在37歳。もともと、就活して正社員を目指そうと思ったのも、親の老いを感じたことでした。

僕はまだ親が60代で、元気でいてくれてますが…いつか必ず、自分より先に亡くなります。親が亡くなった後のことは、けっこう考えてしまいます。

正直、不安感がかなり強いですね。

今と同じ生活が出来なることは、100%間違いないですし。ずっとこのまま動かないでいるとと、どんどん不安感が強くなってしまうので…

「今動かないと、取り返しがつかなくなってしまう」という思いにかられて、動き出した感じが強いです。

親の死後の財産相続も、重要なお金の話

また、親が亡きあと、財産の相続もしなければなりません。相続税というのは、税金としてけっこう持っていかれるらしいです。

その辺は、ぼくは勉強不足で全然知りませんでした。少しでも、節税になる方法もあるとの事ですが…こういうことは、知ってるか知らないかで大きな差が出てきそう。

基本的なことは勉強しておくべきだと思いました。

「親の老い」は僕だけでなく、他の方もほとんどが感じてることなのだな…と思いました。

あなたはお金が好き?お金持ちになりたい?

これは前回も、FPさんが聞かれたことなのですが…今回は新しく勉強会に参加した方がいたので、改めて質問されました。

・あなたはお金が好きですか?

・あなたはお金持ちになりたいですか?

やはりこの質問は、お金について考える時に最も大切な質問だそうです。FPさんがお金のセミナーをするときに、必ずみんなに聞くことだそう。

ここで参加者の一人が「今はそうでもないけど、学生の頃はお金=汚いものだと思っていました」という発言があったんですね。

 

そこから、お金は綺麗?汚い?の話になりました。前回でも出た話題ですが…やはり日本人は、お金に対して悪いイメージがあるとの事でした…。

特に年配の人ほど、お金持ち=汚いの意識が強くあるそうです。

そのFPさんも、ファイナンシャルプランナーになってお金について教えてると親に話した時…「なんて下品な仕事をしてるの!?」と言われたそうです。

でも、お金があると安心や安定につながるし、生きていくのにお金がいるし、夢をかなえるためにもお金がいるし、何をするにもお金が必要です。

愛ですらお金で買えるかもしれない、と聞いた時は、やはりな…と思いましたね。お金を持っている人のほうが結婚できる、持っていないと結婚できない。それは男性だけでなく、女性にも当てはまる。女性もお金持ちがモテるそうです。

1億円あったら、何をする?

次の話題は、1億円あったらどうする?という話題です。

そしたら、資産を運用して不労所得を得るという人、資産運用は怖いので貯金するという人、美味しいものを食べて、残りは置いておくという人。好きな車を買うという人。

ちなみに僕は…

「1億円で資産を買い、試算を運用し、さらにお金を増やす」です。

なぜ働くの?働く事の意味とは

ライフイベント費用・お金持ちになりたいか・1億円あったら何をする?この流れから、最後は働く事の意味のお話になりました。

どうして仕事をするのか?

僕自身、引きこもっている時から、仕事とお金の事はさんざん考えてきました。働きたい、働かなければならない。お金を稼がなければならない。だけど働けない…

「仕事」「働く」というワードが、ずっとアレルギーでした。

仕事が出来ない自分=価値がない という事に縛られ続けていました。生きていくにはお金が絶対必要だけど、お金のためだけに働くのか…?そう思うと、なんというか、絶望的な気分になってしまうんです。

ここで、FPさんから、衝撃の言葉が。

「人が働くのは、しょせんはお金。お金が欲しいだけですよ」

なんと…ここまではっきり言い切る人は初めてで、びっくりしました。毎月タダでお金がもらえれば、誰も働かないよ、と。

え、でもFPさん。それだとあなたも、お金のためだけにFPをしているんですか?と考えた時、その先に続きの言葉があったんですね。

「人が働く目的はお金のためだけど、それだけでは、長くは続かない。お金以外にどんな価値を見出すかが大切」…という事でした。

FPさんは、仕事をすると人との出会いがあり、仕事を通してしか関われない一面がある。それがとても面白く、出会える人との関係を楽しみたい。

FPさんの働く事の意味でした。

働く事の意味は、自分が見つけ作っていくもの

僕はこれまで、「生きていくためには働かなければならない」「働く事は、苦しみでしかない」

「つまり、生きていくことは苦しみでしかない」

そのように考えてきました。そこに、働く意味なんて見つけられなかった。

だけど、引きこもり支援団体で仕事を続けてきて、自分でも何か人の役に立てることがあると知ることが出来ましたし、

趣味で続けているロードバイクの影響で、自転車関係の仕事をしてみたい、と思うようにもなってきたんです。

いつの間にか僕の気持ちも変化しているんだなと思ったんです。

きっと、働く事の意味には、絶対的なものはない。

働く意味は、自分の成長とともに見つかったり、色々経験していく中で作っていくものなのではないだろうか?と思いました。

そう考えると、これまでに経験してきた事の一つ一つに意味があるし、それがそのまま仕事につながってゆくのではないだろうかと思ったんです。

色々行動して始めて、見つかるものかもしれません。

2回目のお金の勉強会を終えて

ここで、今回の勉強会も終了です。改めて、お金の事全然知らないと思ったし、勉強する必要があると感じましたね。

僕自身の就職活動、そして仕事もまもなく始まると思うと、改めて緊張感も出てきました。でも以前みたいに、働く事=苦しみ というのは、ないですね。

むしろ、仕事をして出会える人、経験できる事、見れる風景が楽しみになってきた感じ。

色々と大変だとは思うけど、がんばってみようという気持ちになれています。

・引きこもりから脱出するための情報

・就職活動の情報

・仕事に関する情報

引きこもりを経験した僕だからこそ、お伝えしていける事がたくさんあると思いました。

引きこもりの人にエネルギーを与えられるよう、情報発信をしていきたいと思います。

あとがき

今日は美容室に行ってきました。2ヶ月ぶりくらいです。行きつけのお店で、そこの美容師さんにもかれこれ4年ほどお世話になっているのですが…

最近、「太陽さんって、どんなお仕事されてるんですか?」と聞かれたんですね。

僕は、引きこもり支援団体のスタッフをしている事。引きこもりだった事を話したんです。

そしたら、すごく興味を持ってくれたらしく、色々お話しました。最後のほうに、その美容師さんの人生の悩みとか苦しい事を色々話してくれて。人それぞれに、いろんな人生があるんだなと思いました。

太陽