太陽です。
親が子にしてはいけない事についての特集・その5です。特に、これから親になる人・小さい子どもがいる親の人に読んで頂きたいです。
このシリーズ記事は、書いていて心が重くなり、調子が下がりそうになります…。やはり、幼少の頃の辛い記憶がよみがえってしまうからでしょうか。
ですが、この記事が読まれることによって、傷つく子どもが少しでも減る事を願い、今回も書いていこうと思います。また、自分が他の人に同じ事をしてはいけないという、自分への戒めも込めています。
今回紹介する、親が子にしてはいけない事。それは「約束を破る事」です。
目次
約束を破ってばかりだとどうなる?
もし、親が子どもとの約束を破ってばかりいたら、一体どんなことになるのか?
一番大きな問題は、子が親の事を信用できなくなった結果、安心感が奪われる事にあります。
『この人はまた約束を破るかもしれない、嘘をつくかもしれない…』と思うと、子どもは親を疑うようになっていくんです。
そして親の事を信じられないと、子どもは家にいても安心できなくなっていくんです。
だって、そうですよね?また約束を破るかもしれないと人と一緒にいても、安心する事なんて出来ない。
子どもが親の事を信じられず、家にいて安心感を持てないというのは、悲劇です。
僕の子供の頃の実例
僕の母親は、ささいな事で感情的になり、ものすごく不機嫌になる人でした。
そしてひとたび不機嫌になると、その感情をガンガン表に出してくる。
ドアを叩きつけるように思い切り強く締めたり、ガチャガチャと食器が割れそうなくらい乱暴に洗い物をしたりする。とにかく不機嫌をまき散らしてくるんですね。
それがとても嫌だったし、止めてもらいたかったので、親子間で話し合いをしたんです。すると母親は、「申し訳ない事をした、もうやらないと約束する!」と言ってくる。
しかし、もう大丈夫だと安心したのも束の間の事でした…。3日もすればまた怒りだし、不機嫌をまき散らしてくる。
そのたびに話し合いをして、もうやらないと約束をしてもらうのですが、無駄でした。そんなやり取りを何回も繰り返し、僕はもう母親に約束を守ってもらうのを諦めました。
他にもこんな事がありました。僕が何か良くない事をしてしまい(コップを割ったとか、傘を壊したとか、小さな事)それを「話があるんだけど…絶対怒らないって約束する?」と母親に打ち明ける。子どもにはよくあるやつですね。
母親も、「わかった、絶対怒らないから話してみて?」と約束してもらって。
それで安心して、やってしまった良くない事を話すのですが…もうお分かりですよね。
話してる途中からどんどん機嫌が悪くなり、最後は死ぬほど怒られました。そんな事が何回もあり、『この人は約束を守らない、信じられない』と思うようになってしまったんです。
子どもにとって親の影響力は大きい
何度も書いているように、子どもにとって親というのはとてつもなく大きな存在。特に、幼少の子どもほど、親の影響力は大きいんです。子どもにとって、人生で一番最初の人間関係が、親との関係ですからね。
その一番最初の人間関係を信じることが出来ないと、子どもの人生に後々まで影響を与え続ける事さえあるんです。
どういう事かというと、子どもが親を信じられないと、その子の人間関係の土台が「不信」で固められるという事です。
親という最初の人間関係が不信で固められれば、子どもがその後の人生で出会う人間関係も、「不信」が根底にある人間関係になってしまう。そうして、だんだん人を信じれなくなっていき、対人恐怖にまで陥ってしまうかもしれません
実は僕には、友達が一人もいません。生まれてからこの方、信頼できる友達が出来た事がないんです。なので、友達という感覚がわかりません。
おそらく、幼少の頃の親への不信の影響が現在も色濃く残っていて、いつも対人関係に不安・不信を感じてしまっているのではないかと思います。
今はそんな自分の心に気づき、それでも自分なりに人間関係を作っていきたいと思えるまでにはなってきました。
まとめ:約束をしたら守ろう
毎回書いている事で恐縮ですが…約束を破って不信感を植え付ける親は毒親ですよ。子供に不信感を植え付けるのは虐待ですよ。
約束をしたことは、守らなければいけません。もし「守れそうにないな…」と思ったら、約束をしてはいけないんです。
それでも、どうしても約束を守れない状況になってしまう事があるかもしれません。そんな時は、事情を話して素直に謝りましょう。
約束を守る事の大切さって、親子の間だけのものではありませんよね。人間関係すべてにおいて大切な事です。
親が子にしてはいけない事って、実は他の人にもしてはいけない事なんです。
僕も、自らの行いや言葉を意識し、その影響を考えながら生きていかなければと思いました。
親が子にしてはいけない事はもう少しあるので、また記事にしていこうと思います。
【この記事の3つのまとめ】
①親が約束を破ってばかりだと、子どもは親に不信感を抱く
②不信感が人間関係のベースになり、その後の人間関係まで不信が影響する
③約束したことは守り、守れそうにないなら簡単に約束をしない
太陽