太陽です。
日々生きていると、楽しい事ばかりではありませんよね。嫌な事もあると思います。
すると心がなんとなく沈んだり、うつっぽくなって、そこからなかなか抜け出せずに苦しんだ経験のある方も多いのではないでしょうか?落ちた気持ちを立て直すのは、なかなか難しいですよね。
ですが結論から言います。沈んだ気持ちを切り替えて、心を元気な方に持っていく方法があるんです。100%とはいかないかもしれませんが、ある程度元気を取り戻すことが出来ます。
しかもそれは、特別な才能が必要なのではありません。やり方を知っていれば、練習次第で誰でも出来ることなんです。
沈んだ気持ち、うつを立て直すのは、心の技術(スキル)で出来る事なんです。今回は、そのやり方をご紹介したいと思います。
目次
今年に入り調子が悪く、この1か月ほどしんどかった
その前に、僕の現在の状況について書きます。
2019年11月17日に一人暮らしをスタートして、早くも4か月。最初は調子よくやっていたのですが、しんどい事が重なり…ここ最近すごく調子を落としていたのです。
年末にはホームシックになり、
1月に入ってすぐに風邪をひいてしまい、
大好きなロードバイクにもろくに乗れませんでした。
3月初めには自分のひきこもり経験を話すイベントに出たのですが、多大なエネルギーを使ってしまって、疲れも重なりました。
その結果、この3月に入ってから、久しぶりにかなりうつっぽい気持ちになり、押しつぶされそうだったんです。
ブログもなかなか更新できず、気が付けば3週間以上も経ってしまいました。
ですが、心を立て直す技術を駆使して、なんとかうつを抜け出し、そこそこ前向きな心を取り戻すことができたんです。
僕が今回使った「心を立て直す技術」というのは一体どんなものなのか?
心を切り替える技術の本質「自分の気持ちは自分で選べる」
心を切り替える技術の正体。それは、「うつっぽい考えをやめることを選ぶ」そして、「前向きに明るい気持ちになることを選ぶ」これだけなんです。
………これだけでは意味が分からないですよね。分かりやすく説明していきます。
「心」「感情」というのは、生きてると日々感じるものですよね。時には、すごく調子が悪い時もあると思います。
そんな時は『本当はこんな苦しい気持ちは嫌なのに、どうしても切り替えれない…』という感じになってしまいませんか。
本当は嫌なのに、強制的に心のしんどさを選ばされてるような感覚。
ですが…しんどい気持ちになるのは、それを自分で選んでいるからなんです。
うつっぽい気持ちも同じ。全くあらがう術なく苦しみを感じてしまうのではなく、自分がうつっぽい気持ちをつかんで離さない事を、自分で決めてるからなのです。
つまり、うつを自分で選んでいるということなんです。
ということは…裏を返せば、明るく元気を出せるような気持ちも自分で意図的に選択できるという事。
ポイントは、「気持ちを自分で選べる」という所です。これが、気持ちを切り替えるためのスキルの本質です。
これを知ったうえで、次の3つのプロセスをやっていくと、だんだん心を切り替えるスキルが身についてきて、コントロールできるようになるかもしれません。
心を切り替えるスキルの実践は3つのプロセス
プロセス1:しんどい気持ちは自分で選んでいると、まず気づく
まず気づくことからすべてが始まります。
気づくためには、自分の気持ちを観察することが大切。この時、しんどい心に巻き込まれないようにして、一定の距離を保ちましょう。しんどさと一体化してはいけません。
自分のしんどい気持ちを言葉に出したり、紙に書きだしたりすると、客観的に観察できます。
そうしていると、自分の心のしんどさがだんだんクールダウンしてくる瞬間が分かってくると思います。この、「しんどい心がクールダウンする瞬間」を何度も感じて、体で覚えていって下さい。
これが第一歩になります。
プロセス2:別の考え方を取り入れる
しんどい心がクールダウンしたという事は、しんどさに巻き込まれず距離を置けているという状態。
つまり、しんどい気持ちに支配されず、別の考え方をするための「スペース」が出現した状態といえます。
その空いたスペースに、別の考え方を取り入れていきます。『確かにしんどさはあるけど、もう少し楽になる別の考え方もできるはず』ということを感じて下さい。
しんどい状況そのものは同じでも、もっと楽になる考え方を取り入れる事も出来る。自分には、その選択をすることが出来る力があると考えて下さい。
すると、クールダウンした心が新しい前向きな考え方に意識を向けるようになり、だんだん前向きなエネルギーが出てきます。
これも、心が前向きに変化する瞬間が分かると思うので、何度も体感して体で覚えて下さい。
プロセス3:プロセス1と2を何度も繰り返す
最後のプロセスは、プロセス1と2を「継続して何度もする」事です。これは心を切り替える技術を磨くための練習。スポーツで上達したければ、何度も繰り返し練習するのと同じ原理です。
最初のうちは、心を立て直すのは難しく感じると思いますし、分かりにくいかもしれません。
それでも、継続しているうちに、だんだんコツが分かってくるようになります。
一度や二度体感できても、続けていかなければまた元に戻って、しんどい心に振り回されてしまいます。
継続してコツを覚えると、しんどくなってもうまい事心を立て直せるようになったり、落ち込みの度合いを減らすこともできます。
まずは最初のプロセスをしてみて、心がクールダウンする瞬間を捕まえる所から始めてみて下さい。
しんどさそのものが、魔法のように無くなる訳ではない
この心を立て直す技術は、しんどさが魔法のようになくなって、しんどさを感じなくなることでは決してありません。しんどさやうつっぽい気持ちは無くなりません。
ただ、うつっぽさに巻き込まれないようにして、上手いこと心をコントロールする方法という事なんです。
先ほども書いた様に、自分の周りの状況は変わりません。ですが、それに対する考え方を変えることによって、気持ちを立て直してプラスのエネルギーを出せるようになるんです。
しんどいからと言って、人のせいにしたり、お酒やパチンコなどの嗜癖に走ることはオススメしません。
一時心は楽になるかもしれませんが、解決になるどころか、よりしんどさが悪化したり依存症になる可能性すらあります。
根本的な解決の方法は、自分でしんどさをコントロールできるようになる事しかありません。
気持ちを切り替える別のオススメの方法として、「運動」があります。詳しくはこちらの記事をどうぞ↓↓
それでもダメなら、何もしない
しんどい心を切り替える方法について色々書いてきましたが… それでもどうしようもない時ってありますよね。
本当に、何もする気が起こらない。全くエネルギーがわいてこない。そこに存在しているだけでしんどい…
そんな時は、無理に元気を出そうとしても、よけい辛くなるだけ。思い切って何もしないで、ゆっくり休みましょう。とにかく出来る限り眠り、おなかが減ったら好きなものを食べる。
そして、そんな自分を許してあげる。自分を責めるのはやめましょう。そうして時間が立てば、いつか必ずエネルギーが出る時が来ます。エネルギーが出てきたら、少しずつ動き始めればいいです。ずっと気持ちが落ちたままという事はないので、安心してください。
苦しい気持ちを選び続けると、本当にうつになる
ただ、苦しい気持ちや自分はダメな人間という考えを選び続けないように気を付けましょう。そうするとどんどん苦しくなっていき、底なしになってしまう可能性もあります。
これは僕の考えですが、しんどい気持ちを感じ続けていると、脳の機能が変化し、本当に重い心の病になってしまうと思っています。
うつというのは、ぽっかりと口を開けて待ち構えています。一度飲み込まれると、自分で断ち切らない限りずっと付きまとってきます。僕もひきこもりだった時は、苦しい気持ちを選び続けてうつになってしまいました。
そして、抗うつ薬を飲まなくてはいけないほど悪化させてしまったのです。
まとめ:自分の気持ちを立て直すのは、自分しかいない
うつっぽい気持ちを立て直し、プラスに持っていく方法について書いてきました。
自分の心を立て直すのは、難しい事ではなく、練習で身につける事ができる「技術」「スキル」です。
自分の気持ちは、自分で選べるという事を、ぜひ覚えていてください。
裏を返せば、うつもしんどい気持ちも、「自分が選んでいる」という事です。つまり、ひとのせいにはできないという事。
「自分の気持ちを立て直すのは、自分しかいない」という事を、僕も忘れずにやっていこうと思います。
太陽