太陽です。
今回は、メンタルを再起動する方法の一つ【断食】についてです。
メンタルを再起動する方法については、前回詳しく書いたのでこちらをどうぞ↓↓
僕がどんなふうに断食をやっていたか、断食の効果、注意点などについて詳しく書いていきたいと思います。
目次
断食を最初にやった理由とは?
僕が断食をやったのは、最初から『断食には効果がある!』と思っていたからではありません。メンタル再起動の効果があるなんて全く知りませんでした。
他にもっと別の理由があったんです。
僕が最初に断食をしたのは、20歳すぎ。引きこもりになり、うつや対人恐怖などの症状が悪化し始めていた時の頃でした。
生きているのが辛く苦しくなり、かといって死ぬ勇気も無かった。
そこで、『ご飯を食べなければ、衰弱してゆるゆると死ねるんじゃないか?』と考えたのが断食をしようと思った最初の動機だったんです。
不謹慎ですが、【絶食による死】を目指したという訳です。
引きこもり時代の暗黒の経験についてはこちらをどうぞ↓↓
実際に断食をやってみた
という事で、ご飯を食べないで生を終わらせる事を決意し、断食を始めました。水分も一切とりませんでした。
いつもご飯を食べる時間になると、お腹が空いてきます。でも食べない、飲まない。空腹を意思で押さえ込む、みたいな感じです。
最初はものすごく空腹を感じるんですが、しばらく時間が経つと、不思議な事に空腹感が無くなっていくんです。体が省エネモードになるスイッチが入ったのかもしれません。
少し時間が経つと、また空腹を感じるのですが、それを越えるとまた空腹感が無くなる。
最初の24時間はそんな感じでした。
ですが…断食を始めて36時間を過ぎた頃から、猛烈な空腹感が襲ってきます。今度はその感覚がずっと続きます。
こうなると、もう食べ物の事しか考えられないような状態になり、ひたすら空腹に耐える時間になる。
また同時に、別の事を考え始めるようになるんです。
『こんな事しても意味ないよな…』『断食で死ぬなんて無理だな』『もう少し頑張って生きてみるか?』と。
断食には心の調子を上げる効果がある事に気づいた
そして空腹に耐えかねて、ご飯を食べる時がやってきます。
断食を始めて、だいたい40時間くらい経っていたと思います。当然ですが、めちゃくちゃ美味しく感じます。これで断食は終わり。
ですがしばらく経つと、また生きるのが苦しい気持ちが湧いてきて、次の断食を始める。
それで、40時間とか48時間とか断食をして、空腹に負けて食べる。食べ終わると、生きようという気持ちになっている。
そういうのを何回か繰り返してるうちに、ある事に気づいたんです。それは、『断食って、生命力を取り戻すのに効果があるんじゃないか?』という事でした。
断食をしてからご飯を食べると、不思議ともう少し頑張ってみようかという気持ちになるんですね。
なんというか、人間が本来持っている【生きようとする力】が復活する感覚になるんです。
それからというもの、どうしても心の調子が悪い時は、断食をしてメンタルの再起動をして、それに何度も助けられました。
僕が実際にやっていた方法
これは僕の場合ですが、だいたい36時間~48時間くらい断食することが多かったです。やはり空腹を我慢するのはかなり大変でした。
一度、72時間(まる3日)断食をした事があるんですが、さすがにこの時は頭がおかしくなりそうなほどの空腹になってしまったので、長すぎたかもしれません。
最初の頃は、食べ物だけでなく水分も全く取らない断食でしたが、これは体へのダメージが大きいのでやめました。
最近では、主に運動でメンタルの再起動を出来るようになりましたし、ロードバイクを本格的に始めてからは『しっかり食べよう』という意識になったので、断食はやらなくなりました。
断食の効果
効果1:メンタルの再起動
断食の一番の効果が、【メンタルの再起動】です。
心が不調でしんどい時に、心をリフレッシュし再び生きる力を取り戻せる効果ですね。
効果2:体調が良くなる
適度な断食は、メンタルだけでなく体調を良くする効果がある事が実際にやってみて分かりました。
現代人は、カロリーを摂取しすぎる傾向があるので、内臓にもかなりの負担がかかり、体調不良の原因にもなっているんです。
断食をする事により内臓を休める事が出来るので、体調が良くなるという理屈です。
頭がすっきりして明晰になるので、体の毒素を浄化するデトックス効果もあると感じます。
効果3:食べ物に感謝できる
普段、食べられる事が当たり前なので、食べ物に感謝しながら食べる人ってほとんどいないですよね。
ですが、断食をして空腹を全身で感じると、断食後の食事が本当に美味しいんです。自然と感謝の気持ちが湧いてきます。
食べられることの有難みが身に染みて分かる。食べ物に感謝出来るのも、断食の良い所だと思います。
断食の注意点
この様に、とても効果がある断食ですが、注意すべき点もたくさんあります。
注意点1:絶対に無理はしない
当たり前なのですが、断食は相当空腹になります。
いきなり長時間の断食をすると、体も慣れていないため、かえって体調が悪くなったりする事があるかもしれません。少しずつやって体を慣らしていった方が良いと思います。
例えば、夜ご飯を食べて、次の朝の朝食を抜いて、お昼に食べるなど。これでも16時間の断食になります。
慣れてきたら、24時間まで時間を延ばしてみるなど、工夫した方がいいです。
やはり絶対に無理はいけません。
注意点2:水分は摂る
水分は、絶対にしっかり取った方がいいです。
個人的には、ジュースや牛乳のようなカロリーのあるものより、水やお茶などカロリーの無いものを飲んだ方がいいかなと思います。
注意点3:ゆっくりできる日にやる
断食はかなりの空腹感を感じるので、大切な用事がある時なんかは避けた方がいいかもしれません。
休日など、ゆっくり出来る日にあわせて断食をするのがいいと思います。
注意点4:合う合わないがある
食べる事が好きな人は、断食そのものがストレスになって、かえって不調になる人もいるかもしれないです。
合う・合わないがあると思うので、自分に合わないと思ったら無理して断食はやめた方がいいと思います。
注意点5:ダイエットになる訳ではない
この記事では、あくまでメンタルの再起動の方法としての断食について書いています。
断食をすると一時的にかなり体重が落ちますが、食事をとると瞬時に元に戻ります。なのでダイエットにはなりません。
ダイエットを目的とした断食や食事量のコントロールは、きちんと指導されている人や情報があると思うので、それに従ってやった方が良いと思います。
まとめ:しんどい時は断食を試してみる価値はある
以上、心が不調の時にメンタルの再起動としての断食についてでした。
どうしても心が苦しくてなかなか抜け出せない人は、一度断食を試してみる価値はあると思います。
(自己責任という形にはなりますが)
人間は本来強い生命力があり、生きようというエネルギーがあります。
その生命力を信じる事は、必ず人生を生きていく上で力になると思っています。
【この記事の3つのまとめ】
①断食には、メンタルの再起動を始め、色々なプラスの効果がある
②実際に断食する時は、注意すべき点もあるので気を付ける
③人間には本来強い生命力がある。その力を信じる
太陽