太陽です。
主に引きこもり脱出についての話題を中心に、細々と運営している当ブログ。
たまに読者さんからお問い合わせを頂くことがあります。
そんな中、メールをくれた一人の方がいました。その方とメールのやり取りをする中で色々と学ばせてもらう事があったので、記事にしたいと思いました。
(※ブログの内容に関して、ご本人さんから了承を頂いて掲載しています)
目次
読者さんからのメール
ある日のこと。ブログのお問い合わせ用のメールボックスを開いたら、1通のメールが届いていました。
読んでみると、元引きこもりの方からでした。たまたま僕のブログのことを知り、読んでみたらとても自分と境遇が似ている所があり、気になってメールをくれた…という事です。
山田さん(仮名)という方からでした。
思いがけず、こんな風にメールを頂く事なんて考えてもいなかったので、少し驚いたのと同時に、人と人とのちょっとした「縁」みたいなものを感じました。
ブログのPV数も多くは無いですし、記事を執筆しながら『果たしてこのブログは誰かの役に立てているのだろうか?』というのは常々思っていたので、とても嬉しかったです。
このメールをきっかけに、山田さんとのメールによる交流が始まりました。
山田さんとは似たような境遇
山田さんは僕と年が近く、同世代くらいの方です。
20代は引きこもりだったという事ですが、今はそこから立ち直り、社会人として企業勤めをされているそう。
引きこもり時代のお話もお伺いしました。
・人付き合いが得意ではなく、それがきっかけで引きこもりになった。
・家に居る間は、家族との折り合いも良くなく、陰鬱な時間を過ごされた。
・『このままではいけない』と考え、一念発起サポステに登録し活動をされた。
お話を聞かせてもらって、確かに僕と境遇がよく似ているなと思いました。
僕も対人関係の距離感が分からず人付き合いは苦手でしたし、家に居る時は家族と一緒にいてしんどくなる事も多々ありました。
自分と山田さんと重なる部分が多いので、『引きこもっている時は、きっとかなり辛い時間を送っていたのだろうな…』と身に染みて感じました。
引きこもっている事への罪悪感。
将来への焦りや不安。
だけど、そこからなかなか抜け出せない葛藤。
引きこもりの人の根本的な苦しい所です。
だからこそ、そこから立ち直って今は企業勤めをされているという事に、「山田さんすごい!」と思ったんです。
山田さんのお話を聞けたことは、今後の就活や仕事をしていく意識を高める心の準備をする上で、本当に大きな経験となりました。
サポステに登録からバイト、そして就活
さて、山田さんは引きこもりがちの20代ののち、親が年老いてきた事などで危機感を持たれて引きこもり脱出を決意されたそうです。
ですが最初はどうしていいのか分からず、サポステに登録する所から始められたという事。確かにこの辺りの経緯も、僕ととても良く似ています。
(僕の場合も、親が70代にさしかかった事は将来について考える大きなきっかけになりましたし、サポステから始めました)
サポステ登録後は、面談で相談員さんに話を聞いてもらいながら、ほどなくしてアルバイトを開始されたお話を聞きました。
また、アルバイトを始めたのと同時期くらいにジムに通って運動し、体力をつけていったそう。かなり行動力がある方だなあと思いました。
アルバイトを合計で1年ほど続けるかたわら、勉強して資格を取って就職活動をし、その資格を活かした仕事を始めて現在に至るという事だそう。
なんと言うか、正直にすごいと思いました。引きこもり脱出の大変さは身をもって経験しているので、実際に引きこもり脱出から就職までされた山田さんの経験談をを聞くだけで学びになる感じです。
サポステも理想的な感じで利用されているな、とも思いました。
アルバイトを継続して得たもの
山田さんは、1年間のアルバイト経験を通して、色々得たものがあったそうです。
そのお話もお聞きしたのですが、強調されていたのが【行動する事の大切さ】でした。
このブログでも何度も書いてきている行動力。行動力は、引きこもり脱出だけでなく、何をするにおいても最も重要な力だと思っています。
山田さんは行動力を発揮して、アルバイトそして就職まで達成された。きっと、行動する事によって気づきを得て、気づいた事を次に活かしながらステップアップされていかれたのでしょう。
アルバイト中も何度もやめたくなるタイミングがあったそうですが、ジム通いなどを楽しみにしたり、サポステで仕事の悩みを聞いてもらったりしながら、継続されて。
そして逃げないで自分に向き合った結果、やりたい事がだんだんと見つかり、就活に繋がったそう。
「自分に向き合っていれば、自分の中から答えが出てくる」という言葉が印象に残りました。
まとめ:小さな成功体験が重要
一念発起サポステに登録し、アルバイトを始め、ジムにも通いながら体力もつけたりと、かなり行動をされている山田さん。そんな山田さんのお話を聞きながら、僕自身も改めて気づいた重要なことがあります。
それが「小さな達成を積み重ねていく」というものでした。
山田さんいわく、アルバイトも良い事ばかりではなく色々としんどい事もあったけど、そこから逃げないでやろうと決めたことを少しずつ達成していった結果、自信や自己肯定感みたいなものが大きくなっていったと。
自信をつけていく事は、いきなり大きな事を達成するのではなく、目の前の自分が取り組めることを積み重ねる事で育っていくものなのだと思いました。
小さな事でも構わない、今自分が出来ることを積み重ねる。これは僕自身も心がけている事ではありますが、山田さんのお話を聞いて今一度、自分の行動を見直そうと思ったんです。
次回は、山田さんからお聞きした、実体験に基づく就職活動における重要な3つのポイントについての記事です↓↓
【この記事の3つのまとめ】
①ブログの読者さんからお便りを頂き、メールのやり取りをした
②このメールのやり取りで、仕事に対する意識が少し変わった
③小さな行動を積み重ねる事で、自己肯定感が育ってくる
太陽