気づき

今動かないと10年後必ず後悔。そうならない様、今出来ることをする

太陽です。

人間は、時とともに年齢を重ね、年齢を重ねるごとに老いていきますよね。それが自然の摂理。

誰しも【若さ】とか【年齢】について考える事があると思うのですが、ひきこもりを経験すると特にそれが強いのではないでしょうか。

『もう〇〇歳になってしまった…』『もう思っているほど若くない…』と。

僕自身も現在37歳、今年の6月で38歳になります。完全にアラフォーの年代に入ってきました。僕は年齢からすればかなり若いとよく言われますが、40歳が近づいているのは紛れもない事実。そう思うと、複雑な気持ちになります。

そんな時に、年齢についてすごく考える出来事があったんです。

目次

支援団体に来た、一人の若い人

ついこの間の出来事です。うちのひきこもり支援団体に、一人の人が「見学に行きたい」という連絡があったんです。「今引きこもっているのだけれど、このままではいけないと思っているので何とかしたい」…ということでした。

それで、その方が支援団体の居場所に見学とご相談に来られたんですね。僕もちょうど出勤している日だったので、その方にお会いしました。

果たして、やってきた方を見ると…「すごく若い」というのが一目で分かりました。

お話を聞くと、今22歳という事で。その方の年齢をお聞きして、「22歳!うわー、めちゃくちゃ若いなあ」って思ったんです。今の僕より15歳も若い。正直、うらやましいなあと感じましたね。

(出典:ドラゴンボール(集英社)鳥山明)

ですが…その人のお話を聞いているうちに、衝撃的な言葉が出てきたのです。

そんなに若いのに、一体何を焦る必要が・・・?

その人は、

「色々あって今は引きこもっていて、あまり行動できていない。自分の年齢に、すごく焦りを感じる。もう22歳になってしまった…」と言ったのです。

その言葉を聞いてびっくりしました。22歳ってめちゃくちゃ若い。そんなに若いのに、何を焦っているのだろう?

これから色んな事が出来るし、可能性と希望しかない。そんなに焦る事なんて全然ないのに…と思いました。

「もう22歳になってしまった」とは、本当に驚きです。だけど本人は、本当に焦っている様子。

その様子を見て、僕も自分が22歳の時を思い返してみたんです。僕が22歳の時はひきこもりの真っ最中で、その中でも一番しんどい時期でした。動こうとしても、全く動けない。そして、自分が引きこもっていることに相当焦っていたのをなんとなく思い出しました。

その年齢なりの焦りや不安が存在する

22歳というと、同学年の人で高校を出て就職した人は社会人4年目だし、大学に行ってる人も4回生。就職活動をして、来年度からは社会人…という人がほとんどでしょう。

そう考えると、ひきこもってると自分だけが社会から取り残されていくような不安をどうしても感じてしまう時なんだと思います。

今の37歳の僕から22歳の彼を見れば、本当に絶対大丈夫だと強く言いたいし、安心してほしいと思います。

対する僕は、あと2年4か月で40歳になるので、そのことに対してすごく焦りがあります。この先一体どうなるのだろう…と。

そう考えると、人というものは、その年齢なりの焦りやしんどさがあるものなんでしょう。

他人からいくら若いと言われても、焦りを感じてしまうのだと思います。

きっと、自分がその焦りに向き合って、答えを出して、行動していかなければいけないものなのでしょう。そんなことを考えながら、とある10年前のエピソードの事をふと思い出したんです。

10年前のエピソード。僕が言われた事とは?

約10年前。僕が28歳の時の事です。当時僕は、ひきこもり支援団体のメンバーとして色々活動に参加していました。同じ支援団体のメンバーに、僕と境遇がなんとなく似ている、11歳年上の39歳のBさんという人がいました

10年前、そのBさんににこう言われたんです。

「太陽さんは28歳、すごく若くて良いですね。将来有望ですよ」と。

僕はその時は28歳なりの焦りと不安でいっぱいでした。もうすぐ30歳になってしまう焦りです。

なので、Bさんの言っている意味も全然分からなかった。ですが…今ではものすごくよく分かるんです。僕ももうすぐ、Bさんと同じ年齢になる。

そう考えると、10歳年下の28歳の人がめちゃくちゃ若く、将来有望に感じるんです。

Bさんと同じ年齢になり、ようやく意味が理解できました。

若いうちに、もっと色々やっておけば良かった…

37歳の今になって思うのは。振り返ればこの10年、もっと色々やれたかな…という後悔の気持ちです。

正直、『10年前はまだまだ若かった…失敗してもいいから、色々チャレンジしておけば良かった』という思いが強いです。

最近のブログにも何度か書いているのですが、若い時にもっと色々やっておけばよかった。失敗してもいいから、チャレンジして色んな事を経験しておけばよかった…

もしかしたら、10年前39歳だったBさんも、同じ気持ちだったのかなと想像するんです。

「あと10年若ければ…」というのは、昔を後悔する時によく出てくる年月の単位ですよね。

例えば僕の父は現在69歳で、現役バリバリでロードバイクに乗っています。

ヒルクライムのレースや、150kmのロングライドに出るほど頑張っているのですが、最近はタイムも伸びないらしく、「あと10年若ければ、もっと行けるのに…」という事を時々口にします。

もし10年後の僕が今の僕を見たら、なんて言うだろう

ですがこの時。Bさんの事を思い出しながら、ふと考えたことがあるんです。

Bさんは、現在48歳。もうすぐ50歳という節目も近づいてきています。

その48歳のBさんが今の僕を見たら、なんて思うだろうか??きっと、

「38歳、まだまだ若い。これからどうとでもなる。将来有望ですよ」って言うと思うんです。

僕は今は37歳になり、40歳が迫っていて焦りが強いですが…10年後の47歳の僕から見たら、とんでもなく若いはず。

もし今、僕がなんの行動もせず、挑戦もせず、これまでと同じように過ごしてしまったら…10年後の僕は間違いなくこう言うでしょう。

「10年前はまだまだ若かった…失敗してもいいから、色々チャレンジしておけばよかった」って。どこかで聞いた言葉ですよね?

そう想像した時、10年後に同じ後悔だけはしてはいけないって思ったんです。10年後に後悔しないために、今やれる事をやらなければいけない。

まとめ:10年後に後悔しないために、今出来ることをやる

ひきこもっていると、もっと色々やっておけばよかったと色々後悔しますよね。

中には絶望して、「もう自分の人生は終わった」と考えている人もいるかもしれません。僕も絶望感に襲われることがよくあります。ですが、決してそんなことはありません。

決して遅すぎることはない。10年後に後悔しないために、今出来ることをやってみませんか?

これは今40代、50代の人にも当てはまる事です。いいえ、人生いつになっても当てはまる事です。

世間では、「もう遅い」という人もいるかもしれませんが、そんなことは考えなくていいです。遅すぎることなんて、絶対ない。

10年後の自分にガッカリされないために、今出来ることをしませんか? 

太陽