太陽です。
今回は、他人からされて、すごくイヤだなって思ったこと・・
実は、知らないうちに自分も同じ事をしてしまってるかも？
と言うお話です。
物事の見方を変えてみる、ということです。
一見、引きこもり脱出とか、就職には関係なさそうですが・・実はものすごく関係があるんです。
物事の見方を変えることによって、思い切り人生が変わることが多いからです。
物事の見方を変えることによって、引きこもりから抜け出れたり、就職にもつながってきます。
こないだお話した、原因と結果の法則も絡んできます。
目次
僕の場合、被害者から加害者になっていた
と言っても、分かりにくいと思いますので、私が経験した実例を出してみます。
私は、幼少の頃から母親に、虐待まがいの育てられ方をしました。
その結果親の顔色をうかがうようになり・・
自信のない自己否定感のかたまりのような人間になりました。
他人と徹底的に比較され、お前はダメという否定的メッセージを浴び続けました。
その傷が深くなって、引きこもりになった訳です・・。
原因と結果の法則の記事でも書いたのですが、引きこもり中ずっと考えていたのは、
自分がこんなに苦しむのは母親のせいだ…ということでした。
あんなきつい育てられ方をしたせいで、引きこもりになってしまった。
母親のせいで（原因） → 今自分は苦しんでいる（結果）
という構図を作り上げ、その考えに取り付かれました。
で……ある時母親を攻撃し出したんです。
積もり積もった想いが憎しみになり、恨みになり、母親へと向かっていたんです。
『こんなに苦しんでるのはお前のせいだ！！』
『責任をとれ！謝罪と賠償を要求する！！』
そんな事を言って、攻撃していました。
相手が傷つくであろう事も言ったし、母親の事を徹底的に否定しました。
家庭内暴力は一切無かったですが、言葉の暴力というやつですね…
誠にお恥ずかしい話ですが。
でも、そんな風に言葉の暴力をふるいながら、心のどこかで虚無感のようなものを感じ、
「一体自分は何をしているんだろう」「こんな事をしても意味が無いんじゃないか」
と言う事も感じていました。
母親が大切にしていたものを、壊してしまった
ある時、母親がすごく大切にしてた物…
彼女の高校の卒業アルバム を、ビリビリに破いて捨てました。
（母親は何も言ってこなかったですが、おそらくすごくショックだったんじゃないかと思います）
その時にふと思ったんです。
『もしかして、母親からされてすごく嫌だったことを、今自分がやってるんじゃないか？？』と……。
自分は、母親の暴力の被害者だ！！！ 彼女は加害者だ！！！
と強く信じ込んでいましたが、自分の行為はどうなんだ太陽？
被害者という立場を利用して、暴力を振るっているんじゃないのか？
今の自分の姿は、昔の母親そのものじゃないか…。
原因は、常に自分の中にある
苦しみに取り憑かれている自分を、外側から冷静な自分が見てるような、不思議な感覚になりました。
思えば、引きこもりを理由に大切な事から逃げ、それを母親のせいにし続けてきたかもしれない。
苦しみの原因は、外の世界ではなく、自分の中にあるんじゃないか…？
と言う事に思い至りました。
人生の気づきの１つになったんです。
私は、他者から受け入れてもらえない存在、きっと拒絶されるに違いないと思って生きてきました。
実際、拒絶されてると感じる事が、たくさんありました。
それがとても嫌でした。
しかし。
他者が私を拒絶するのではなく、自分が他者を拒絶していただけ。
他人からされて嫌だと思ってたこと、私がしていました。
それに気づいてから、ちょっと心が楽になって、考えが変わっていったんです。
引きこもっていて、人からどうみられているのか・・
それが気になって気になって、仕方ないあなた。
もしかして、厳しく他人を見ているのは、あなた自身かも？
ものの見方を変えることで、人生が変わっていく
こんな風に、他人からされて嫌な事は、実は自分が発生源だったりする事、
観察してみればけっこう見つかります。
もちろん、子どもの頃に暴力をふるわれた事実と言うのは消せないし、変えられません。
ですが、その後どう生きていくか…
過去に責任を押し付けて、一生過去に支配されて生きていく事もできるし、過去を学びに、これからの自分の人生を生きていく事も出来る。
どちらを選ぶかは自分にかかっています。
今回の、「他人からされて嫌なこと、自分もしてる可能性がある」というのは、
実は物事の見方の話なんです。
もし、今いる世界が不安で生き辛いものだとしたら、他ならぬ自分自身がその原因かもしれない。
見方・考え方を変えるだけで、驚くほどの変化が起こって、人生が変わることがあるかもしれない…その事をどこかで覚えていてもらえれば、と思います！
この記事のまとめ
・他人からされて嫌なこと、自分もしてる可能性がある…これは、物事をどう見るか、ということ
・自分を観察すると、気づきが多くある
・世界をどう見るかによって、人生が大きく変わってくる
