太陽です。
今回は、僕が趣味でやっているロードバイクでレースに出たお話です。思い切って出場してみたら、望外の結果を得る事ができたんです。
ロードバイクのレースって、一見すると引きこもり脱出や就職には関係なさそうって思いますよね?しかし、実はすごく深いつながりがありました。
僕は引きこもり経験があり、大変な時期もあったのですが…
【思い切って行動すればここまで変われる】という事をお伝えしたいと思いました。
目次
自転車レースに出場
2019年某月。僕は、とあるロードバイクのレースに出場しました。
この日、天気は快晴です。
気温も高くなることが予想され、最高気温が33℃にもなるみたい。かなり厳しいレースになりそうな予感ですね。
今回のレースに当たって、2つの目標を立てた
今回、このタイムトライアルレースに出場するに当たって、僕は2つの目標を立てていました。それが、
①何がなんでも、まず出場する事
②自分の出せる力を、100%出し切る事
この2つです。
1.何がなんでも、まず出場する事
大会にエントリーしたのは2ヶ月前です。しかし、エントリーしたものの…僕は『失敗しないか?』『上手くやれるだろうか?』という事を極度に心配し、不安になってしまいました。
失敗するのが嫌で、出場をやめようとも考えてしまう事も。
なので今回は、まず「出ること」を目標にしたんです。出場はすなわち、行動する事ですね。
結果はともかく、「出ること」に意味があると考えたんです。
なので、『今回は必ずレースに出よう』と心に決めました。
2.自分の出せる力を、100%出し切る事
せっかく出場するからには、自分で「やりきった」と思えるようなレースにしたい。
あの時、もう少し出来たかもしれない…という後悔はしたくないと思いました。後悔しないためには、自分の力を出し切るしか方法はありません。
自分の全力を出し切ってゴールできれば、後悔の心は出てこないはずです。必ず満足して終われるはず。
この2つを、今回のレースで達成したいと思い、目標に掲げました。
僕の順番が回ってきた。いよいよレーススタート!
レース開場まで行き、準備をし、出番を待ちます。
そして、お昼過ぎの14時ちょうど。強烈な日差しが、ジリジリと照りつけている真昼間。僕の出走する時間がやってきました。
1つ目の目標は、この時点で達成する事ができて一安心です。次は、2つ目の目標。自分の力を出し切る事ですね。
号砲とともに、勢いよくスタート台を発射してゆく!
30秒間隔でスタートしていくので、僕の先を走っている人は遥か先だ。
ゴールまでひたすら続く、自分自身との戦いの開始です。短期決戦なので、スタート直後から飛ばしていきます!
ですが、スタートして1分もすると、かなり心拍が上がって苦しくなってきた。
まだ始まったばかりなのに…これで最後までもってくれるのだろうか?
ここから我慢して、粘っていくしかありません。レース終了までギリギリ耐えれる強度を保ち、ペダルをこいでいきます。
しばらく走っていると…前の人との間隔が詰まっているように感じる!?
だんだんと姿が大きくなってきた。もしかしたら、けっこういいペースで走れているのかも知れません
その後も前の人との差は小さくなり、1周目を終える頃にはその人を追い抜く事が出来ました。
きつすぎる地獄のラスト1周。ここを耐え抜け…
前を走っている人を追い抜いたものの、ここからが大変だです。まだレースは残っているというのに、もう身体は限界に近い。
心拍系を見ると、すでに1分間の心拍が170に達している!
僕にとって心拍170は、かなり限界が近い、レッドゾーンです。もって3分。ウルトラマンが変身していられる時間ですね。
こんなにキツくて、あと残りを耐えられるのか…?
しかし、ここから耐えました。耐えに耐えました。日頃のきつい練習を思いだしながら…。
ギアをもう一段上げます。心拍は175を超えた。ヤバい、力尽きそう…! すると、ようやくゴールが見えてきました。
身体はもはや極限状態ですが、踏むのは決してやめません。力をふりしぼって、ゴールラインを駆け抜けた!
完全燃焼だ。もうこれ以上は無理…!
最後の6分間は平均心拍が171だった。これには自分も少しびっくりです。練習でも出せないような数値ですね。
2つ目の目標、自分の力を100%出し切る事も、達成できました!
結果は、まさかの優勝!!
これで、あとは結果を待つだけです。
しかし、最初から結果は意識してなかったし、自分にとって「出場する事」に意味があったので、結果は良くても悪くても関係ないと思っていたのですが…
本当のサプライズはここからでした!
レース結果は、掲示板に張り出されるので、見に行ってみると…
僕の名前が一番上にあります。ということは…1位!優勝です!
信じられない。最後まで全力を尽くしたのですが、まさか優勝できるなんて…!
掲示板を見返したが、やっぱり間違っていない。
待てよ、優勝したという事は…表彰台に、しかも一番高い所に上れるということ!?
表彰台のてっぺんに上った。一生忘れられない経験
「各部門の入賞者は、表彰台近くに集まってください!」というアナウンスがあり、どうやらすぐに表彰式が始まるみたいです。
けっこう人が集まっていて、緊張しそう。
最初に3位の人、次に2位の人が名前を呼ばれ、表彰台に上りました。
そして最後に僕が名前を呼ばれ、表彰台の一番高い所に立ちました!
こんな風に何かで優勝した事なんて、生まれて初めてです。
一番高い所からの景色が、こんなに素晴らしいなんて。一生忘れられない風景が心に刻まれた瞬間です。
しかし!とても嬉しい反面、周りの人の注目を浴びて、なんだか恥ずかしいです。
優勝したのだから、堂々としてればいいのでしょうけど…こんな状況、全然慣れてません。
大会の主催者さんに、優勝の賞状を頂き、首に優勝メダルをかけてもらいます。さらに副賞まで頂くことができました
その後、優勝者インタビューを受けました。そして最後は、隣にいた2位と3位の人が僕の腕を持ってくれて、両手を上げてガッツポーズ!
まとめ:コツコツと続ける事に、意味がある
ロードバイクに出会って5年。兄がやっていて「カッコいい!僕もやりたい!」という理由だけで始めました。
そこからだんだんと熱中し、のめりこんでいきました。速くなりたい、強くなりたいと思い、自分の出来る範囲でコツコツ練習を続けてきたんです。
それが、まさかこんな結果になって返ってくるなんて。頑張って打ち込んできたものが、こんな結果を出せるなんて。
楽しい事も辛い事もありましたが、続けてきて本当に良かったです。
今になって思うのは…
今この瞬間にできる事をコツコツ続けていけば、やがて大きな力となって、自分に返ってくるという事です。
良い結果が出る時もあれば、報われない時もあるかもしれない。
しかし結果そのものより、コツコツ継続する事にこそ意味がある。「継続」が人生を大きく変えるエネルギーということに気づいたんです。
今後も人生色々あると思いますが、自転車を楽しんで続けていきたいです。
しかし、このレースの裏には、実は知られざる葛藤があったんです…。
次回はレースの裏側で悩んだ時間について書いてみます。こちらからどうぞ↓↓
【この記事の3つのまとめ】
①苦しかったが、全力を出し切ってレースで優勝した
②表彰台のてっぺんに上るという、貴重な経験ができた
③小さな事でも継続すると、やがて大きな力となり自分に返ってくる
太陽